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横浜の時を旅する ホテルニューグランドの魔法
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春風社 |
発売年月日 | 2011/12/01 |
JAN | 9784861102967 |
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横浜の時を旅する
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商品レビュー
4
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
新聞の書評で読んで、興味を持っていた本を 思いがけず、手にすることが出来ました 1章、1章、大切に読みました 幕末に、田舎だから選ばれた黒船が停まることになる横浜 開国して、一気に入って来た外国の情報 中国、インドが大国に攻められときに ちょうど、横浜の港にその産業の波がきたこと 関東大震災のこと、外国人慰留値のこと 横浜の、いままで全然しらなかったことがたくさん そして、ニューグランドホテルの歴史と そこで働いている人たちのお話 全てが興味深く、読むことが楽しかった いい本に出会えました
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港横浜のシンボルとして、そして戦前戦後の大型客船時代の日本の表玄関として、多くの人を迎え、送り出したホテル・ニューグランド。そこで働く人たちは宿泊客にとっては調度品のような存在。素材を厳選し、様々な意匠を凝らして、主人の居心地だけを追求する。努力の跡なんておくびにもださず、笑顔...
港横浜のシンボルとして、そして戦前戦後の大型客船時代の日本の表玄関として、多くの人を迎え、送り出したホテル・ニューグランド。そこで働く人たちは宿泊客にとっては調度品のような存在。素材を厳選し、様々な意匠を凝らして、主人の居心地だけを追求する。努力の跡なんておくびにもださず、笑顔で佇んでいるだけ。 バーテンダーであったり、ドアマンであったり、料理人であったり、立場は様々でも、宿泊客にくつろいでいただくにはどうしたらいいかだけに心を砕き行動する。彼らは慮る力が何より長けている。 かつて30年にわたってホテルに住み続けたロシア婦人がいたらしい。毎日のように接していたドアマンは、しかしそれ以上のことは知らない。ロシア革命で亡命してきた貴族階級のロシア人、いわゆる白系ロシア人だろうとは思っていたけれど、そのことを尋ねたことはない。 大仏次郎はホテルのバーのお気に入りの席で、いつもお酒を飲んでいた。でもバーテンダーが執筆中の作品の構想を知り得たりすることはなかった。 結婚式の会場の窓から氷川丸をみて、涙を浮かべていた老婦人。戦前にある人が氷川丸に乗って日本を去り、永遠の別れとなってしまったらしい。恋人だったのか、想い人だったのかはわからない。それ以上のことは語らなかったから。 他にも長い歴史の中から興味深いエピソードが数々語られている。 「横浜の時を旅する」 単純だけど見事にはまったタイトルだ。
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横浜という場所は、なぜか特別だ。 半農半漁の村の1つでしかなかった場所が、ペリー来航をきっかけに、大きく開かれていく。 西洋だけでなく、中国やインドなどアジアにも開き、それらの文化や商いを吸収し、多人種が住み着いて、独特の町となっていく。 そこにひっそりと佇み、歴史のアップダ...
横浜という場所は、なぜか特別だ。 半農半漁の村の1つでしかなかった場所が、ペリー来航をきっかけに、大きく開かれていく。 西洋だけでなく、中国やインドなどアジアにも開き、それらの文化や商いを吸収し、多人種が住み着いて、独特の町となっていく。 そこにひっそりと佇み、歴史のアップダウンをも見てきたホテル。 そりゃあ、お金さえ出せば泊まれるのかもしれないが、それ以上に、人を選ぶ大人のホテル、という印象である。 いつか泊まってみたいと思ったり、いやいや、品格が追い付かないわ、と思ったり。 読んでいて、ホテルの周りを散策したような、泊まったとは言わないまでもロビーくらいは覗いたような、気のしてくるエッセイだった。
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