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なぜ人は走るのか ランニングの人類史
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2011/12/10 |
JAN | 9784480857989 |
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なぜ人は走るのか
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商品レビュー
3.5
15件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分も生物学的な考察を期待していたが、そうではなかった。でも、古代ローマより以前から“走る”ということがどのようにとらえられていたか、歴史の勉強と重ねると興味深いものがあった。 厚いので、かなり途中は読み飛ばしてしまったが、女性ランナーが登場するあたりは興味深かった。そういえば、自分が幼い頃は女子マラソンはなかったな…と。「女性は長距離を走ってはならない」と真面目に言われていたらしい。
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まず、この邦題はふさわしくない。 このメインタイトルからだと、どちらかというと生物学的な観点から人間が走るメカニズムに迫ったものかな…という先入観をともすれば抱かせるかと思うが、そうではなく、まさしくランニングに関する人類の歴史を綴ったもの。 副題には申し訳程度に入っているが、薄...
まず、この邦題はふさわしくない。 このメインタイトルからだと、どちらかというと生物学的な観点から人間が走るメカニズムに迫ったものかな…という先入観をともすれば抱かせるかと思うが、そうではなく、まさしくランニングに関する人類の歴史を綴ったもの。 副題には申し訳程度に入っているが、薄っぺらい新書の真似事のようなことなどせず、もっと原著に忠実であるべきだったろう。 中身については、著者が冒頭で述べているように、あくまで1人のノルウェー人ジャーナリストの視点からの史実であり、あまりにも対象が広大なのでどうしても何らかの偏移が感じられる内容に仕上がっており、網羅的とまでは言わないものの、知識欲を刺激するという要素も含め、充分楽しみながら読了した。 ザトペックやリディアードといった、現代の市民ランナーにとって名が売れている人たちの一面も窺い知ることができた。 日本での出版が2011年と少し情報は古いが、2020年の今に至る過程に思いを馳せてみることも含め、なかなか興味深かった。
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古代から現代までの、走ることに関する歴史をつづった本。通信手段が限られていた古代では速く走ることができる人が高く評価されていたということや、速く走ることがイベントやショーして評価されるようになった時代があったこと、冷戦時代には国家をあげて速く走る選手を育てていたことなどが、順番...
古代から現代までの、走ることに関する歴史をつづった本。通信手段が限られていた古代では速く走ることができる人が高く評価されていたということや、速く走ることがイベントやショーして評価されるようになった時代があったこと、冷戦時代には国家をあげて速く走る選手を育てていたことなどが、順番に語られる。今のジョギングブームの時代だけがすべてではないということが分かるような本。走ることを主軸に、多くの資料を集めて執筆されているが、どんどん楽しく読み進めることができるかというと、すごく楽しいという本ではなかった。
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