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卵をめぐる祖父の戦争 ハヤカワ文庫NV
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2011/12/09 |
JAN | 9784150412487 |
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卵をめぐる祖父の戦争
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商品レビュー
4.4
87件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「心配するな、友よ。きみを死なせはしない」 まだ十七だった。愚かだった。だから彼を信じた。 ナチス包囲下のレニングラード。ドイツ兵の死体からナイフを盗んで捕まったレフは、脱走兵コーリャとともに大佐の娘のために卵の調達を命じられる。 美形で饒舌なコーリャと、神経質なレフのコンビが面白いものの、あまりにも下ネタが多すぎるのと、17歳主人公の一人称が“わし”なのが気になる。パルチザンと行動を共にしてドイツ兵に捕まる展開はわくわくしたし、卵も無事手に入れたけど、コーリャとの別れがあっさりしていて残念。もう会えないと思っていたヴィカと再会し、冒頭に出てくるパワフルな祖母だとわかるラストはとても良い。
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悲惨な戦争の描写もあるが比較的読みやすい。 過酷な状況の中で生きていく当時の人々の様子が思い浮かぶような作品でした。
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祖父の戦時中の体験を取材し回想として語られる。 第二次世界大戦の戦時下。 ナチス包囲下のレニングラードに暮らしていた17歳の頃の祖父。 ことの発端はある日、撃墜されたドイツ爆撃機から落下傘で脱出したドイツ兵が落ちてくるのを発見する。 しかし、ドイツ兵は既に死んでいた。 その...
祖父の戦時中の体験を取材し回想として語られる。 第二次世界大戦の戦時下。 ナチス包囲下のレニングラードに暮らしていた17歳の頃の祖父。 ことの発端はある日、撃墜されたドイツ爆撃機から落下傘で脱出したドイツ兵が落ちてくるのを発見する。 しかし、ドイツ兵は既に死んでいた。 そのドイツ兵が身に付けているものを漁っているとソ連軍に捕まる。 秘密警察の大佐に呼び出されると、翌週に控えた娘の結婚式で作るウェディングケーキを作るために卵が足りないという。 飢餓が続く状況下で卵を探す旅が始まると。 戦時中の狂った地獄の描写が実に惨たらしいが、陰鬱さよりも淡々とした印象が強い。 戦争の愚かさが行間から滲み出る一冊でした。
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