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卵をめぐる祖父の戦争 ハヤカワ文庫NV
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卵をめぐる祖父の戦争 ハヤカワ文庫NV

デイヴィッドベニオフ【著】, 田口俊樹【訳】

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卵をめぐる祖父の戦争 ハヤカワ文庫NV

1,705

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2011/12/09
JAN 9784150412487

卵をめぐる祖父の戦争

¥1,705

商品レビュー

4.4

93件のお客様レビュー

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2026/01/02

面白かった。 コーリャのキャラクターが特に好きだった。 戦時中の過酷な中でコーリャのユーモアのあるところも良かった。 「疲れすぎていた。悲しむのにも、怒るにも、逆らうにも。ひたすら暖まりたかった。」 戦時中の悲惨さがあったが、読み進める事が出来た。 ちょっとした選択ミスも命に直結...

面白かった。 コーリャのキャラクターが特に好きだった。 戦時中の過酷な中でコーリャのユーモアのあるところも良かった。 「疲れすぎていた。悲しむのにも、怒るにも、逆らうにも。ひたすら暖まりたかった。」 戦時中の悲惨さがあったが、読み進める事が出来た。 ちょっとした選択ミスも命に直結してしまう中で、物語に入る事が出来た。

Posted by ブクログ

2025/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ナイフの使い手だった祖父は18歳になるまでにドイツ兵を2人殺している」 一体どんな経緯があってそんなことを? 祖父が語る昔話は、第二次世界大戦下のロシア・レニングラードを舞台にした、卵をめぐる特別な1週間だった――。 味方軍の大佐の娘の結婚式のために卵を1ダース探すのかふんふんと、あらすじから気軽に読めるコメディ小説かなと思って購入しました。 そんわけあるか、戦争中の話やぞ。 その上、舞台はレニングラード。ドイツ軍に囲まれ味方からの供給の途絶えたこの都市で、人々を苦しめるのは戦火だけではありません。冬の過酷な寒さと飢餓です。 人肉、地雷、生きるために性的暴行を受け入れる人々……徐々に明らかになっていく戦争の本来の姿と犠牲となっている人々の登場に何度も胸が苦しくなりました。 それでもね、やっぱりコメディ要素は十分に感じられるんですよ。 臆病な17歳の少年・レフに、嘘と冗談が得意なおしゃべり脱走兵・コーリャ。 常に緊迫した状況が続きますが、彼らの下半身だって常に正直で下ネタのオンパレード。さらにコーリャは本当によく喋るし、なんだかんだでレフだって心の中がずっとおしゃべりです。 友情だってどんどん育まれ絆が強くなっていく。 等身大の彼らの明るさが愛おしく、だからこそ戦争中という苛烈な描写のギャップが辛くなる。 できることならもっと平和な時に小競り合いでキャッキャしてほしかった。 翻訳や解説の方々が述べてらっしゃいましたが、二人の会話こそが戦時下の自由の象徴でもあるんですよ。 そんな彼らが次々と遭遇する過酷な試練、コーリャの話術や人脈でなんとか切り抜ける姿はまさに冒険。 物語への感想とは別にして、展開の妙と言いますか、本当に流れが上手いし熱いなぁ~と唸ったのがやはり最後の対アーベントロート少佐戦。 卵を探して人々と出会い道を進んでいくうちに、どんどんとドイツ軍包囲網内に近づいていくレフたち。試練も惨忍さが極まっていきます。いつしか目的は一人の無辜の少女を酷く扱った、ドイツ軍のアーベントロート少佐への復讐に代わり……。 いや君たち卵はどうした、そしてレフはいつナイフで活躍するんだ。 この疑問が対アーベントロート少佐戦で一気に解消されるのが、物語の展開として非情に熱かった。 レフが一人立ち向かうことになる展開も一切無理がなく、カタルシスが全てここに詰まっていました。 憎むべき相手であるはずのアーベントロート少佐のキャラも強い。できれば平和な世でもう一度レフと戦ってほしかった。 果たしてレフとコーリャはどうやって目的を達成するのか。 次々と出てくる女の子たちに祖母はいるのか。 下ネタ混じりに過酷な戦時下を進んでいく青年たちの友情と冒険譚、ぜひお楽しみください。

Posted by ブクログ

2025/11/08

ナチスドイツ軍のレニングラード包囲戦中にソ連で脱走兵として捕まり、国民全体が飢餓の最中、軍の大佐の娘の結婚式用の卵1ダースの調達を命じられる少年二人の話。 下ネタばかり言う憎めない美少年コーリャとチェスは得意で自信がない少年レフのロードノベルです。 卵を探し歩く中での戦争の地...

ナチスドイツ軍のレニングラード包囲戦中にソ連で脱走兵として捕まり、国民全体が飢餓の最中、軍の大佐の娘の結婚式用の卵1ダースの調達を命じられる少年二人の話。 下ネタばかり言う憎めない美少年コーリャとチェスは得意で自信がない少年レフのロードノベルです。 卵を探し歩く中での戦争の地獄が強烈です。なかなかキツいです。 でも人物の魅力でぐいぐい読まされました。二人が喋ってばかりいて、辛い状況なのに不思議と前向きになれます。

Posted by ブクログ