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親鸞 激動篇(下)
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2012/01/14 |
JAN | 9784062910071 |
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親鸞 激動篇(下)
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商品レビュー
3.7
31件のお客様レビュー
前作同様、冒険小説のようなシーンが折々展開する。特に下巻の緊迫したシーンはアクション映画さながら(笑) しかし、これらのシーンも含め、前作以上に、特に法然上人没後の布教に対する親鸞自身の迷いが、民との問答、恵信とのやりとりなどに臨場感をもって表現されており、物語に引き込まれていく...
前作同様、冒険小説のようなシーンが折々展開する。特に下巻の緊迫したシーンはアクション映画さながら(笑) しかし、これらのシーンも含め、前作以上に、特に法然上人没後の布教に対する親鸞自身の迷いが、民との問答、恵信とのやりとりなどに臨場感をもって表現されており、物語に引き込まれていく。 やはり面白い!
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歳を取るとともに動から静へと変わっていく親鸞。 だが、心の奥底にある熱いものは変わらない。 仲間に対する熱い思いなどは、自分の中の親鸞のイメージには無かった。 だが、この巻では、念仏を広めようとどこでも法話をし、誰とでも気安く対話する自分の中でのイメージに合った親鸞が頻繁に出てき...
歳を取るとともに動から静へと変わっていく親鸞。 だが、心の奥底にある熱いものは変わらない。 仲間に対する熱い思いなどは、自分の中の親鸞のイメージには無かった。 だが、この巻では、念仏を広めようとどこでも法話をし、誰とでも気安く対話する自分の中でのイメージに合った親鸞が頻繁に出てきた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
★2016年11月24日読了『親鸞 激動篇(下)』五木寛之著 評価B 雨乞いの法会での願いは届き、雨は豪雨となって降り注ぐ。親鸞は命を奪われる危機を脱したものの、強欲な守護代戸倉兵衛は、豪雨で溜まった堰き止めた水を一気に決壊させて、河原に住む外道院を追い払う策に出る。間一髪、危地を脱した外道院たちは、廃船を使い洪水の流れに乗って越後を去る。 その後、親鸞たちは外道院たちが去って面倒を見るものがいなくなった病人などを診療する施術所を開設する。しばらくは幸せな日々を送っていたが、京の法然上人死去の知らせが入り、親鸞は衝撃を受ける。そして、これからは自らが念仏の道を指し示す先達とならねばならないことを自覚する。関東宇都宮氏の招きもあり、親鸞一家は関東常陸の国へ移住する。念仏信仰を親鸞の考えるやり方で焦らず徐々に広げていく。とうとう親鸞も60歳を過ぎ、関東をでて、京都に戻る気持ちが芽生えてくる。いよいよ自らの念仏信仰をまとめる時期となる。 小説としては、五木氏らしくエンターテイメント性もしっかり網羅して、面白く読ませてくれる。 それを、宗教家の親鸞の物語として相応しいかという議論はあるにしても、それでも多くの読者に親鸞を知らしめて読ませてしまう五木氏の巧みさには舌を巻く。さすが希代のベストセラー作家ではある。
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