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ことばは変わる はじめての比較言語学
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ことばは変わる はじめての比較言語学

黒田龍之助【著】

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ことばは変わる はじめての比較言語学

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2011/11/30
JAN 9784560085813

ことばは変わる

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商品レビュー

4.3

6件のお客様レビュー

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2020/05/30

 内容は初めて言語学と比較言語学を学ぶ人を対象に分かり易く全体を把握できるように記述してあります。この本を読んだ後は本書で紹介されている言語学の本をいくつか読めば更によく言語学について理解できると思います。  私にとっては第7章ピジン・クレオールのトク・ピシンとハイチ・クレオー...

 内容は初めて言語学と比較言語学を学ぶ人を対象に分かり易く全体を把握できるように記述してあります。この本を読んだ後は本書で紹介されている言語学の本をいくつか読めば更によく言語学について理解できると思います。  私にとっては第7章ピジン・クレオールのトク・ピシンとハイチ・クレオールについての解説を興味深く読みました。  「クレオールは言語接触の結果として新しく生まれた言語である。クレオールが形成されるまでにはその歴史的背景のため長年崩れた、堕落した、下品なことばという評価を受けてきた。ピジン・クレオールに対する偏見はすでに完全に過去のものである。万が一、いまだに偏見を持っている人がいるとすればその人は言語について何も語る資格がない。」 講義の中間試験(本書pp107-111より) (設問1)比較言語学について正しいものはどれか? ①2つ以上の言語が地理的に同系であることを前提に比べる。 ②2つ以上の言語が地理的に異系であることを前提に比べる。 ③2つ以上の言語が歴史的に同系であることを前提に比べる。 ④2つ以上の言語が歴史的に異系であることを前提に比べる。 (設問2)対照言語学について正しいものはどれか? ①同系の言語間でおこなうことはできない。 ②異系の言語間でおこなうことはできない。 ③同系の言語間でも異系の言語間でもおこなうことができる。 ④同系の言語間でも異系の言語間でもおこなうことができない。 (設問3)次の中で言語学的に不正確な表現はどれか? ①英語と日本語を対照する。 ②英語と日本語を比較する。 ③英語とドイツ語を対照する。 ④英語とドイツ語を比較する。 (設問4)分化する前の言語を何というか? ①祖語 ②先語 ③親語 ④古語 (設問5)サンスクリット語とギリシア語・ラテン語との共通点に気づいたのは誰か? ①ジョーンズ ②シュライヒャー ③ソシュール ④チョムスキー (6)青年文法学派の主張は何か? ①音素なくして形態素なし ②音法則に例外なし ③音韻に例外あり ④発音できない音はない (設問7)cantāre > chanterの意味は? ①cantāreからchanterになった。  ②cantāreは元はchanterであった。 ③cantāreはchanterよりも広く使われる。  ④cantāreはchanterよりも偉い。 (設問8)次のうち異化はどれか? ①「かほ」が「かお」になった。  ②「ななか」が「なのか」になった。 ③「あらたし」が「あたらし」になった。 ④「くびす」が「きびす」になった。 (設問9)次の記述で正しいものはどれか? ①チェコ語とハンガリー語はスラヴ語派に属する。 ②スウェーデン語とフィンランド語はゲルマン語派に属する。 ③ギリシア語とアルバニア語はギリシア語派に属する。 ④イタリア語とルーマニア語はイタリック語派に属する。 (設問10)次の記述で正しいものはどれか? ①トカラ語は6~8世紀の旧約聖書の言語である。 ②リトアニア語は1言語で1つ語派を形成する。 ③アルメニア語はフロズニーによって印欧語族に属することが確認された。 ④サンスクリット語は現在でも話者がいる。 解答1③ 2③ 3② 4① 5①    6② 7① 8② 9④ 10④

Posted by ブクログ

2020/05/23

「積ん読」になっていたので、やや焦って読了。著者ならではの軽やかなタッチで比較言語学の基礎が学べる一冊。言語は変わるとうこと。それから、言語にはすべてに共通する絶対的な「判断基準」は存在しないということ。それらの主張はぶれることがなく、今回も十分に味わい、理解することができた。言...

「積ん読」になっていたので、やや焦って読了。著者ならではの軽やかなタッチで比較言語学の基礎が学べる一冊。言語は変わるとうこと。それから、言語にはすべてに共通する絶対的な「判断基準」は存在しないということ。それらの主張はぶれることがなく、今回も十分に味わい、理解することができた。言語学入門書としてもオススメ。

Posted by ブクログ

2017/02/12

比較言語学ってなんとなくこんな感じなんだ、という概略がつかめる。めんどくさい記述が少ないので、読みやすいのが黒田さんの本の特徴だなと。敷居の下げ方が本当に勉強になるなあ。

Posted by ブクログ

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