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一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2011/11/24 |
| JAN | 9784062173988 |

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一般意志2.0
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商品レビュー
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ルソーの説いている民主主義は従来思われていた熟議民主主義ではなく、無意識民主主義とも言えるものである。その再解釈と現代のインターネットが世界を覆い、コンピューターが全てに入り込む情報技術の交差によって新たな民主主義の姿が立ち上がる。本書が記されたSNSの前夜の時代を超えて、現代の...
ルソーの説いている民主主義は従来思われていた熟議民主主義ではなく、無意識民主主義とも言えるものである。その再解釈と現代のインターネットが世界を覆い、コンピューターが全てに入り込む情報技術の交差によって新たな民主主義の姿が立ち上がる。本書が記されたSNSの前夜の時代を超えて、現代のAI時代にや読むと、SNSによる無意識の収集の上にAIによる集約という構図によってより実現の現実性が高まっているように感じた。
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2011年の本だが、まるで最近書かれたかのような本。ルソーのいう一般意思=無意識を、テクノロジーによって実現できるのではないかと書かれている。 現代の成田悠輔氏の方向性とほぼ同じだと感じた。ビッグデータにより全体意思(話し合って方向性を決める)ではなく一般意思を可視化すること。 ...
2011年の本だが、まるで最近書かれたかのような本。ルソーのいう一般意思=無意識を、テクノロジーによって実現できるのではないかと書かれている。 現代の成田悠輔氏の方向性とほぼ同じだと感じた。ビッグデータにより全体意思(話し合って方向性を決める)ではなく一般意思を可視化すること。 成田氏と異なるのは、一般意思は可視化して決定材料のうちの一つにするということ。確かにこれだけだとポピュリズムではと思ったが、一般材料をモノとして一材料にするのであればよさそうだと感じだ。
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成田悠輔による『22世紀の民主主義』を思い出しながら読んだ。ルソーの社会契約論を基礎に、独自の論理を展開していく。頭の体験というか、心地良い脳の疲労感が知的充足感を齎す良い読書体験。 スコットペイジの多様性予測定理。集団の多様性が高ければ高いほど、集合知の精度が上がる。一般意志...
成田悠輔による『22世紀の民主主義』を思い出しながら読んだ。ルソーの社会契約論を基礎に、独自の論理を展開していく。頭の体験というか、心地良い脳の疲労感が知的充足感を齎す良い読書体験。 スコットペイジの多様性予測定理。集団の多様性が高ければ高いほど、集合知の精度が上がる。一般意志についてのルソーの主張はその定理と全く同じことだという。三人寄れば文殊の知恵、と言えばピンと来るが、問題は議論の展開方法、結論の絞り込み方だ。叩き台があるかどうか。あるいは、多数決、熟議。それらをアナログかデジタルで処理するかという話だ。論点はボンヤリ分かる。しかし、データベースを活用したとて、アナログな手法との違いは規模感と処理速度の差異程度。ルソーが社会契約論で述べる立法者とは、一般意志を掴み、制作や制度として具体化可能な一部の天才。独裁者がその役目を務めること。他方、データベースとアルゴリズムであれば人は不要と著者は言う。成田悠輔に発想が近い。しかし、両者とも、では実務的にアルゴリズム開発に人が介入する点に触れていない。自動生成したアルゴリズムを多数決というアルゴリズムで自動選択し決定するという事だろうか。無理がある。 結局、政治とは境界、属性ごとに利害調整を行う場合に必要となる意思決定、決定事項の渉外代表機能だ。つまり、内政と外交が政治機能に求められるわけだが、その一般意思反映に民主主義が取り入れられ、選挙制度がある。しかし、データは内政にはある程度活用できても、外交は難しいだろう。実務想定をするなら、例えば、外国と相互にデータベース間で利害調整をする場合、領土問題をどう解決するのか。自国優位にアルゴリズムを調整したくもなるし、それだから、境界単位が異なれば、別の論理、別のアルゴリズム、纏まらない一般意思という事なのだ。その点では、カールシュミットの政治論の方が地に足が着いているし、データベースに夢を求めるには、まだ、論理薄弱ではないのか。
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