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鬼の跫音 角川文庫
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鬼の跫音 角川文庫

道尾秀介(著者), 道尾秀介(著者)

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鬼の跫音 角川文庫

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商品詳細

内容紹介 真相に背筋が凍る。特に「ケモノ」の後味が・・・。
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2011/11/25
JAN 9784041000120

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鬼の跫音

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商品レビュー

3.6

230件のお客様レビュー

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2025/12/17

6つの短編集、各章それぞれのSが登場する。心の鬼に操られるように人の悪しき願望がむき出しとなる怖さがあった。

Posted by ブクログ

2025/09/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

道尾秀介の短編集。どの作品もとても暗い雰囲気ぐあり恐怖心が湧き上がる作品。 鈴虫 過去のとある死体遺棄事件をきっかけに展開される短編ミステリー。「鈴虫」を不気味な象徴の様に扱っており、主人公は「鈴虫」の存在によって精神的に追い詰められていく。被害者Sは好ましがらざる人物に見え、彼を殺害したことで杏子はある意味で救われたのかも知れないが、主人公との関係を考えると余りにも不幸な物語だ。 完全犯罪の考え方については賛成であり、ミステリーであるからには完全犯罪にならない事はジレンマだ。 犭(けもの) とある青年が、自身の家にあった刑務所作業製品の椅子から見つけた謎の暗号をきっかけに、それを作った人物の生きた痕跡を辿る作品。 主人公の家族は優秀な人達で、主人公は劣等感を感じながら、自分自身を見つめ直す為に旅に出かける。 陰鬱な事件の真実を通し、青年の更生の物語かと思いきや。最後のどんでん返しはさすが道尾秀介だ。 よいぎつね 幼少期から青年時代を過ごした田舎に数年ぶりに帰ってきた男性。過去に何かしらのの体験がありその心残りに決着をつける為に自信が過ごした場所、そしてお祭りの夜に戻ってきたが。 結末にいたるまで、いまいち全容が掴めなかったが、自分なりに解釈し、結末を受け入れた作品。 箱詰めの文字 導入から新しく最後まで構成が面白かった。 とある作家と、彼の家から物を盗んでしまったという青年が謝罪に来るという設定でストーリーが進行していく。読みながら結末を推測してみるが全く想像しえない内容に驚愕してしまった。 主人公である作家の人間性が何段階にも明かされていく魅力的な作品。 冬の鬼 このシリーズで唯一、救いがあるであろう作品。結末を選択したのがお互いの考えであれば問題ないと思えてしまう。ある意味主人公達二人は今後二人だけの世界に生きていく決心をしており、心が壊れる前に(逆説的に推測も出来るが)間に合ったのだろうと思いたい。お互いがそれぞれの境遇によって、精神が破綻していたとしたらなんて悲しいストーリーなのだろう。 悪意の顔 Sの様な人物に目をつけられてしまったらどうすれば良いのだろう。主人公がSの呪縛から逃れる為にとった行動について正しいと思ってしまった自分は異常なのだろうか。しかし、その賭けに失敗し、Sは学校に戻ってきてしまった。Sが正気を取り戻してしまえば、今まで以上に恐ろしい状況になる様な気がした。こういった「逃れられない関係」を題材にした作品は多いが、その中に「異物」を叩き込んだ物語は見事。読了後の恐怖心、後味の悪さも絶妙だ。 作品通して相手側が全て「S」表記なのが禍々しい。同一人物ではあり得ないが、それぞれの作品の関係者、登場人物達が「S」として繋がっていると仮定すると物凄く恐ろしい。リレーであれば説明がつくし道筋が出来てしまう。  最近使っていなかった部分の感情が引っ張り出された様な印象だ。

Posted by ブクログ

2025/07/19

短編集。 キーとなる人物が全てSと表記されてて繋がるのか?とも思ったがそれはなかった。 どれも非常に質の高い短編であるが、特に1/8から日記システムで遡っていく話はぞわぞわして秀逸だった。 どれもこれも、予想を少し上回った結末に収束していく。

Posted by ブクログ