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森に眠る魚 双葉文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 双葉社 |
| 発売年月日 | 2011/11/11 |
| JAN | 9784575514643 |

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森に眠る魚
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森に眠る魚
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商品レビュー
3.7
336件のお客様レビュー
妹が読み終わっていて、勧められて読んだ。 ちょうど子どもが産まれて母になったので、重ね合わせて読むことができた。 ・不思議なタイトルで、なぜそうなったのか、考えながら読んだ。答えははっきりとは分からなかったが、森=先が見えない、ずっと続くように感じる場所 魚=森には絶対にいないこ...
妹が読み終わっていて、勧められて読んだ。 ちょうど子どもが産まれて母になったので、重ね合わせて読むことができた。 ・不思議なタイトルで、なぜそうなったのか、考えながら読んだ。答えははっきりとは分からなかったが、森=先が見えない、ずっと続くように感じる場所 魚=森には絶対にいないことから孤独な存在 なぜ眠るなのか?棲むとか潜むでは何がダメなのか そこにいる自覚がない、まだ見えていないから? ・母親という孤独感、周りを気にして他人と比べてしまう母親というポジションをリアルに描いていた。最初は楽しそうなママ友の様子に、まだ自分はよく分からないママ友会の様子を想像し、こんなふうなのかと思っていた。それぞれの視点で描かれる違和感に、自分も共感し、その度に出てくる母親のことが少し嫌になった。 1番好感が持てたのは瞳さん。というか自分に最も近いと思った。かおりさんや千花さんのように高級な暮らしはできないし、容子さんのような貧しさもない、繭子は論外。瞳さんは千花さんに依存している部分が悪く描かれていたが、あの程度では依存ではないだろうと思ったし、常識的で、だんだんと弱さが減り強くなっていくのも読んでいて応援したくなった。それ以外の人たちは、自分を見失っている様がよく描かれていた。自分を瞳に重ね合わせて読むと、千花やかおりへの憧れは強くなった。でも同じようにはできない、と冷静に思う自分もいた。 構成で気に入ったところは、5人の女性たちの現状をそれぞれ描く、最初と最後の形を揃えたところ。 もう一度読み返すなら「彼女」に呼称が変わったところは、あえて誰のことか書かれていないのでもう一度検証しながら読みたい。 この本を読んだ感想は、自分の生活から無理をしないこと。子育て中の母親は子どものことも自分のことも不安であるが故に周りと比べてしまうのだろうと思うが、背伸びをしたり低いところに合わせたりすることなく、無理をしないでいることが、自分にも子どもにも1番良いと改めて思う。 世界はそこだけではないだろうし、本文にもあった通り、何があっても世界は終わらない、続いてゆく。だから悲観せず、何事も自分に合うところを常に探していけばいい。そのことを忘れずにこれから育児をしていこうと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
母親、昔の友人、なにより自分自身の過去の思考や行動を思い返させる共感力の強い一作。昼ドラにありそうなママ友のドロドロ話かと思いきや、思ったより奥が深かった。どうしても他人と比較してしまうという、人間しいては女性ならではの心情描写がとても細かく、思わず共感してしまった。色んな議論が絡まるので議論本としても良さそう。 興味深かったのが、主人公はおらず、子を持つさまざまな母親の視点から描かれていること。皆が憧れる、芯が強そうな母親でさえ冒頭では「他者(特にママ友)と比較するのは馬鹿馬鹿しく無意味」と頭では理解しているのに、実際体が思わず嫉妬や激しい怒りに動いてしまうその大きな溝に自身で驚くとともに、引き裂かれる思いになる。 特に容子は、他人依存思考で読者としても苛立つ思考と言動を持つまさに「嫌われるママ」なのに、後半では思わず共感してしまうような場面も。 それぞれの結末も、人生において何が果たして「成功」なのか、考えさせられる。子の受験(又は子育て)に失敗した千花、かおり、繭子は現実と向き合い、前向きな姿勢に対し、受験に成功したはずなのに心の闇から抜け出せない瞳、そして子に依存し楽観的な容子。それぞれの違いとしては「他者に責任を押し付け依存する」か、「自身でしか解決できないと現実を理解すること」な気がする。 つまりは人に依存しないほうが人生はうまくいく、と。全くその通りなんだけど、いうほど簡単ではない人間の欲深さがうまく描写された本だと思った。
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20年近く前の作品、読んでよかった、最後の朝比奈あすかの解説も。ネットで何でも調べられる今でもこの構造は変わってないんだろう。角田さんは何人の人生を生きているのだろうと思う。あの頃の自分やママ友的な人が浮かぶ。かおりは自分の小舟に乗っているのは家族だけ、と気づき護も同じ船に乗り同じ方向を向いたからいい結果になるけど、気づいた真実に目を背けたくなる人もいるだろう。護の名前は後半まで出て無かった、そんな存在の夫が一番の理解者だったってことかな。名字と名前、子の名前が混在するので相関図を作って読んだ。読み進めるのはきついけど素晴らしい作品だった。
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