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商品詳細
内容紹介 | 女子学習院に通う良家の令嬢・花村英子と女性運転手・ベッキーさんが活躍するベッキーさんシリーズの最終巻。昭和11年2月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ― 戦争に突入する激動の日本の中の日常生活を描いた傑作。第141回 直木賞受賞作。 |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/10/07 |
JAN | 9784167586072 |
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鷺と雪
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鷺と雪
¥220
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商品レビュー
4
136件のお客様レビュー
『鷺と雪』 その時々において、いろいろな出来事があり、時と共に流れていく。 ドッペルゲンガー ハイネの『影法師』森鷗外・訳『分身』芥川龍之介『凶』梅若万三郎『鷺』『源氏物語 葵上』能面
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ベッキーさん完結編…なんだけど、正直「えっこれで終わっちゃう?!?!」という気持ちも強い。恋愛ものじゃないのだけれど、思わせぶりな軍人がチラチラ出てきて2.26事件か~あぁー…となってしまった。与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」の解釈や芥川の腹巻のことは「なるほど~」と思った。華族の地位を捨てた『不在の父』、この当時からお受験はすごかったんだな…と思わせる『獅子と地下鉄』、いたずらにしても底意地が悪いお嬢様とカメラ、そして勝久…となった『鷺と雪』。まあここで余韻を残して終わるのが綺麗なんだろうなぁ…
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個人的には三作の中で「不在の父」が一番心に残った。父はなぜ消えたのか。「わたし」との対話では、人の避けられない業のようなものがあるのかと思った。 「鷺と雪」では再び『漢書』の一節が出てくる。「善く敗るる者は亡びず」 ベッキーさんは問いに対して「はい、わたくしは、人間の善き知恵を...
個人的には三作の中で「不在の父」が一番心に残った。父はなぜ消えたのか。「わたし」との対話では、人の避けられない業のようなものがあるのかと思った。 「鷺と雪」では再び『漢書』の一節が出てくる。「善く敗るる者は亡びず」 ベッキーさんは問いに対して「はい、わたくしは、人間の善き知恵を信じます。」と答える。 その答えが、不穏な時代の雰囲気を感じさせる話の中で、人が縋れる真摯な強さを与えてくれているように感じた。
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