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鷺と雪 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | 女子学習院に通う良家の令嬢・花村英子と女性運転手・ベッキーさんが活躍するベッキーさんシリーズの最終巻。昭和11年2月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ― 戦争に突入する激動の日本の中の日常生活を描いた傑作。第141回 直木賞受賞作。 |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/10/07 |
JAN | 9784167586072 |
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鷺と雪
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141件のお客様レビュー
ベッキーさんシリーズ第3作にして完結。最終話の『鷺と雪』は第141回直木賞受賞作。 北村薫氏が、このシリーズを書き上げる原動力となったのは、ある一節を目にしたからだという、日常が非日常を垣間見る瞬間。 それは、 『官邸の電話は一本だけ残して、みんな切って た。「その残した電話が服...
ベッキーさんシリーズ第3作にして完結。最終話の『鷺と雪』は第141回直木賞受賞作。 北村薫氏が、このシリーズを書き上げる原動力となったのは、ある一節を目にしたからだという、日常が非日常を垣間見る瞬間。 それは、 『官邸の電話は一本だけ残して、みんな切って た。「その残した電話が服部時計店の番号と似ていたらしく、ハットリですか、という間違いの電話がずいぶんかかってきた」(石川元上等兵談)』 昭和11年2月26日の事である。 なるほど、全てが、ここにつながっていたのか。名作である。
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前巻の終盤で、ベッキーさんの出自が明かされるが、この巻の初めの方で、なぜ、英子の運転手になったのかがさらりと明かされる。 そして、終盤で、英子から「なんでもできるのね。」と言われたベッキーさんは、自分には何もできないと言い、次に行く者、自分より若く可能性を持った人たちに望みを託...
前巻の終盤で、ベッキーさんの出自が明かされるが、この巻の初めの方で、なぜ、英子の運転手になったのかがさらりと明かされる。 そして、終盤で、英子から「なんでもできるのね。」と言われたベッキーさんは、自分には何もできないと言い、次に行く者、自分より若く可能性を持った人たちに望みを託した返答する。英子は、胸を張って即答することができないとしながら、胸に刻んでおこうと思う。 暗い世情を背景としながら、明るい思いでいられるのは、こういうやりとりのおかげではなかろうか。 巻末には、たくさんの参考資料の一覧が掲載されている。量に圧倒されつつ、それは、そうだろうな、と感じる。こういう資料を読みこなさなければ、こんな物語が生まれてくるはずはない。 いろとりどりのビーズをひとつひとつ繋げてできたような、見る角度により、見る人の思いにもより、いろんなものを感じられる作品だったと改めて思う。
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母に勧められ読書。 結末を知り、推理ものだからとその場にあった3冊目から読んだのを後悔。 ノンフィクションだけど、当時の時代背景がよく分かり面白い。時間がない中で忙しく読んだので、しっかり読めばまた評価は変わったかもしれない。
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