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株式会社という病 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2011/10/07 |
JAN | 9784167801557 |
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株式会社という病
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株式会社という病
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
株式会社はその初発から病を抱えている、という考え方。氏の書いた『株式会社の歴史』を読んで理解を深めたい。 貨幣は人々が物資を交換するにあたっての便利なツールであったが、金で金を買う金融資本主義が一般化する中で、経済がバブル化した、という論は、その通りだと思う。昭和30年代はそれほ...
株式会社はその初発から病を抱えている、という考え方。氏の書いた『株式会社の歴史』を読んで理解を深めたい。 貨幣は人々が物資を交換するにあたっての便利なツールであったが、金で金を買う金融資本主義が一般化する中で、経済がバブル化した、という論は、その通りだと思う。昭和30年代はそれほど多額の貨幣を持たずともそこそこの生活はできていたのだ。
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電通残業自殺問題が最近の大きな話題である。みなさんご存知の通り、残業が続いたため若手女性社員が自殺してしまったという事件である。 まだ社会経験も少ない若手女性社員を自殺まで追い込む電通という会社組織に大きな問題があることは間違いないのだが、この事件の本質と問題点はどこにあるのだ...
電通残業自殺問題が最近の大きな話題である。みなさんご存知の通り、残業が続いたため若手女性社員が自殺してしまったという事件である。 まだ社会経験も少ない若手女性社員を自殺まで追い込む電通という会社組織に大きな問題があることは間違いないのだが、この事件の本質と問題点はどこにあるのだろうか。 それを解くカギは、「会社とはいったいなんなのか」と「会社というものに対するわれわれの抱く幻想」にある。 結局のところ会社というのは利潤追求の組織。それ以上でも、それ以下でもない。しかしながら、人がつくったはずのこの会社という組織が、あたかもモンスターのように人を支配し、社会に影響を与え、もはやその暴走を人がとめられなくなりつつある。 そして、"会社から給料をもらってるんだから"と思考停止してしまった幹部たち。 この本は、会社というものの本質、そしてわれわれはそれを自覚したうえで会社というものと付き合っていかなければならないこと、を教えてくれる。 若きビジネスマンたち、これから社会に出ようとする就活中の学生たちに一読おすすめしたい。 そして、若き命を絶ってしまった女性社員のご冥福をお祈りしたい。 【このひと言】 〇株式会社というシステムが、その内に病を抱え込んでいるとするならば、それは人間の病でもあるわけである。
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株式会社について触れている間は良かったが、 4章あたりから論を広げ、そこからは議論がぼやけたあやふやな感が否めない。株式会社という存在を考察するためには人間の本性を探らなければいけないという著者の言う文学的な姿勢は正しそうだが、十分に処理しきれていないようだ。 とはいえ不祥事の...
株式会社について触れている間は良かったが、 4章あたりから論を広げ、そこからは議論がぼやけたあやふやな感が否めない。株式会社という存在を考察するためには人間の本性を探らなければいけないという著者の言う文学的な姿勢は正しそうだが、十分に処理しきれていないようだ。 とはいえ不祥事の原因などを株式会社の歴史、性質をかいつまみながら説明しているところは興味深い。
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