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アブサロム、アブサロム!(上) 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2011/10/17 |
| JAN | 9784003232361 |
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アブサロム、アブサロム!(上)
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アブサロム、アブサロム!(上)
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商品レビュー
4.2
19件のお客様レビュー
読書会で。難しいけれど、南部の特有の雰囲気をつかめれば結構読める。憎いけれども愛しているというアンビバレントな感情や、南部の女性の一筋縄ではいかないあり方に、モリスンが影響を受けたのにも納得。視線にも関わっていそう。
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延々と頭に直接語りかけてくる文体が続き,数ある文学作品の中でも読者に負荷を強いる度合いは極めて強力である。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
1936年の作品で、出版時フォークナーは39歳。 アメリカ合衆国南部のミシシッピ州にあるジェファソンという架空の田舎町を主な舞台として、サトペンという入植者とその一族の興亡が描かれている。 フォークナーはこの作品について「誇りのために息子を持つことを望み、余分に持ちすぎて息子たちが父を滅ぼす物語になる」と語ったという。 アブサロムというのは紀元前10世紀頃の古代イスラエルの王ダヴィデの三男であり、妹を凌辱した異母兄弟を殺して逃亡した。本作にはダヴィデ王、アブサロム、妹、異母兄弟に対応する人物が登場し、ちょうど同じ構造になっている。 また、アブサロムが殺された時に父ダヴィデ王は「アブサロムよ、アブサロムよ!」と悲嘆したというが、その叫びがタイトルとして付けられている。 物語の中心人物はあくまでサトペンなのだが、本人の視点で語られることは一切なく、サトペンに関係する複数の人物の語りで、複数の角度からサトペンについて、またジェファソンという街についてのイメージが立ち上げられる。 その語りは、比較的短いフレーズの状況描写が途切れることなく延々と続き、結果として異常に長い文章となっている。当然読むのはとても大変である。 幸いにして翻訳が非常に良く、長い文章を全体として理解しなくても、短いフレーズを順に追っていけばイメージが浮かび上がるようにできているので、読んでいて心地よいとも言える。読書の体験そのものに価値を見いだせる本かなと思う。 上巻の末尾にある解説と、下巻の末尾にある年表が非常に読書に助けになった。 また、池澤夏樹「世界文学を読みほどく」では、まるっきりネタバレになっているものの噛み砕いて解説してくれているので、読書後に答え合わせするのに役立った。
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