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密林の語り部 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2011/10/17 |
| JAN | 9784003279632 |

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商品レビュー
4.1
38件のお客様レビュー
自分の運命をないがしろにして、だれがより清らかで、より幸福になれるだろう?だれにもそんなことはできないことだ。私たちはあるべきものになるのがよい。ほかの決まりを果たそうとして、自分の義務を放棄すれば、魂を失う。
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文明と自然との関係がどうあるべきかを問うた作品である。相変わらず、バルガス=ジョサの採った構成は、実験的であり、記述的なな文章と物語的な文章とが繰り返されていく。文明が自然に対して傲岸にその野蛮、未開を啓蒙して、利用してやろうという態度を採ることなく、その世界観を保存し、理解しよ...
文明と自然との関係がどうあるべきかを問うた作品である。相変わらず、バルガス=ジョサの採った構成は、実験的であり、記述的なな文章と物語的な文章とが繰り返されていく。文明が自然に対して傲岸にその野蛮、未開を啓蒙して、利用してやろうという態度を採ることなく、その世界観を保存し、理解しようとしたら、どういう帰結を迎えることになるか。その答えがこの小説のなかにある。
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”《大切なことは、焦らず、起こるべきことが起こるに任せることだよ》と、彼は言った。《もし人間が苛々せずに、静かに生きていたら、迷走し、考える余裕ができる》そうすれば、人間は運命と出遭うだろう。”(p.259) 日本の遥か彼方、ペルーの密林で語られる人生の構え方にこうして聞き入る...
”《大切なことは、焦らず、起こるべきことが起こるに任せることだよ》と、彼は言った。《もし人間が苛々せずに、静かに生きていたら、迷走し、考える余裕ができる》そうすれば、人間は運命と出遭うだろう。”(p.259) 日本の遥か彼方、ペルーの密林で語られる人生の構え方にこうして聞き入ることが出来ること、それが、私にとって翻訳文学を楽しむ理由の一つである。 ”文明(≒西欧的、キリスト教世界的進化)”と切り離されたアマゾンの先住民の世界に身を投げ出したユダヤ人の友人を探すというストーリーをベースに、マチゲンガ族の神話がたっぷりと語られる本作。神話の部分、最初は多少読みづらさを感じるかもしれないが、すぐさま、自分がまるでアマゾンを歩いているような感覚に襲われることは確実である。
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