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金米糖の降るところ
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金米糖の降るところ

江國香織【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2011/09/30
JAN 9784093863100

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商品レビュー

3.4

151件のお客様レビュー

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2025/08/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物の関係性が面白い。佐和子や達哉の気持ちはあまり分からなかったが、ミカエラやアジェレンの気持ちはよく分かった。達哉が佐和子に執着しているのは自分の自信の象徴だったからだと思った。佐和子は田渕との「安らかさ」、達哉との「甘やかさ」どちらも手に入れたかったのかなと思ったが、ただ単にミカエラへの罪滅ぼしのために生きてるんだと解釈した。それぞれの関係性が不思議で、良いのか悪いのか微妙なところが好きだ。白か黒かはっきりしていない部分がすごく人間臭くて好ましい。 出てきた音楽や歌手を調べてみたい。

Posted by ブクログ

2025/07/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文体が柔らかくて、心地よい余韻に浸れる作品。登場人物全員の恋愛観がおかしいのに、それぞれに正義はあって、それぞれが愛を突き通していたのが良かった。たっちゃんと離れなきゃいけないくらいたっちゃんとミカエラを愛している佐和子が印象的。愛していたとしても、一緒に居続けられるかはきっと別なんだろうな。

Posted by ブクログ

2025/06/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

発売当時タイトルと装丁の美しさに惹かれて購入し、途中まで読み進めて放置していた本が出てきた。約14年。やっと読了した。 当時の私が何故途中で放っておいたのか。恋愛小説との相性はあまり良くないけれど、それより中途半端なままに放置する方がずっと座りが悪いと思う性格なのにと思って、最初から読み直して当時の自分の行動の理由がわかる。登場人物が次から次へと不倫またはそれなりに不道徳なことをしているからだ。他にすることがないのかと当時の私は思ったに違いない。現に今もそう思ってる。 最後まで読んだのは今度こそ読み終えてやるという気合いと、ひとえに江國香織が書く文章が圧倒的に美しいからだと思う。物語のなかの時間の流れ、情景描写、会話のリズム、ひらがなとカタカナと漢字のバランスさえうっとり眺めていたくなる。そういう美しさがある。 佐和子にもミカエラにも達哉にもアジェレンにも、結局誰1人感情移入はしていない。脳裏に浮かび上がる彼らの、絵としての美しさを鑑賞している気分だった。終盤の十字架のくだりは「禁じられた遊び」だなぁと感じた。あの映画の得体の知れない不気味さと切なさと、相反して感じてしまう美しさに通じるものがあるようにも感じている。 達哉の共有を拒絶したことがこの物語の発端だけれど、最終的にはかつてと同じように共有してしまった。〈達哉〉という異物を介して離れた姉妹がまた元に戻ったというか、割れても末にとはこういうことかとぞっとする。やはり私にとってこと姉妹は不気味なのだ。 当時買ったままなので、帯には「書店員からも絶賛の声」とある。「オトナの極上恋愛小説」とあった。何が、一体どこがどうオトナなのか私にはわからなかった。不倫じゃない恋愛小説が読みたい。

Posted by ブクログ