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「思春期を考える」ことについて 中井久夫コレクション ちくま学芸文庫
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「思春期を考える」ことについて 中井久夫コレクション ちくま学芸文庫

中井久夫【著】

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「思春期を考える」ことについて 中井久夫コレクション ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2011/09/09
JAN 9784480093639

「思春期を考える」ことについて

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商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2018/11/05

1970年代後半から1980年代前半を中心とした文章が収められている。 まず?部が、タイトルどおり思春期や学校精神衛生をテーマにしたもの。70年代時点で大学=失業者プール説や高等教育のインフレ状況が見通されていたのかと感心した。 ?部は少し進んでサラリーマン労働や「熟年」期、...

1970年代後半から1980年代前半を中心とした文章が収められている。 まず?部が、タイトルどおり思春期や学校精神衛生をテーマにしたもの。70年代時点で大学=失業者プール説や高等教育のインフレ状況が見通されていたのかと感心した。 ?部は少し進んでサラリーマン労働や「熟年」期、軽症うつ病などに焦点を当てる。サラリーマンであることが典型的な生き方であるということは、ある時期にドラマティックな自己決定をせずになれる職業であると言うことだと。うつ病については、周囲の人間は激励と支持の微妙な一線を見分けること。 ?部は病跡学ほか。こういう遊びのあるテーマで中井久夫の魅力が最大限に発揮されると思う。忠臣蔵に森鴎外(詩『沙羅の木』)にバートランド・ラッセルである。 ?部はサリヴァンやロールハッシャについて。

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2015/02/27

烏兎の庭 第五部 書評 2.28.15 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/bunsho/sishunki.html

Posted by ブクログ

2013/01/08

 思春期にまつわる様々なテーマのエッセイ、論考を集めたこの本は、同時に教育論であり労働論にもなっている。教育について、あるいは労働について、考えを深めたいと思う人は、この本を読めば必ず有意義な示唆を得られるだろう。  同時に、これらの文が70年代から80年代に書かれていることを思...

 思春期にまつわる様々なテーマのエッセイ、論考を集めたこの本は、同時に教育論であり労働論にもなっている。教育について、あるいは労働について、考えを深めたいと思う人は、この本を読めば必ず有意義な示唆を得られるだろう。  同時に、これらの文が70年代から80年代に書かれていることを思い出す時、この教訓を生かせていない今を振り返って、暗然とする部分もある。  示唆に富む箇所をメモしていくと膨大な量になり、ほとんど全文にアンダーラインを引きたくなるほどに濃密で、それでいて見通しのいい平明な文章だ。  また、何度か書いたことだが、中井久夫氏の文章には、多くの著名精神医学関係者の文章が帯びる独特の臭気が全くない。あの、狂気を仰々しく祭り上げたり、逆に貶めたり、あるいはプレパラートに置かれた細胞の切片のように切り刻んだりする感覚と無縁である。  精神医学関係者に限らず、われわれ全ての者は、狂気というものを、認められない忌まわしい都合の悪いものをまとめて突っ込んで片づけるための便利なズタ袋のように扱いがちである。そういったものに対する解毒剤として、中井氏の文章は働いてくれる。  ともあれ、ここまで完成度の高い論考を前にすると、レビューというものの無力さを感じずにはいられないのである。

Posted by ブクログ

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