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茗荷谷の猫 文春文庫
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茗荷谷の猫 文春文庫

木内昇【著】

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茗荷谷の猫 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2011/09/02
JAN 9784167820015

茗荷谷の猫

¥440

商品レビュー

3.9

98件のお客様レビュー

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2024/10/08

一万円選書で薦められていたので借りた本。解説にもあるように、日常の些細な(当人たちにとっては些細なことではないかもしれないが)ことが、本当に感情、目に言葉にできない感情と共に描かれているようで、なんだか久しぶりに読んだな、こういう小説、という感じで、この本を読んでいる時間もまた、...

一万円選書で薦められていたので借りた本。解説にもあるように、日常の些細な(当人たちにとっては些細なことではないかもしれないが)ことが、本当に感情、目に言葉にできない感情と共に描かれているようで、なんだか久しぶりに読んだな、こういう小説、という感じで、この本を読んでいる時間もまた、良い時間だったな。

Posted by ブクログ

2024/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

茗荷谷の猫 竹蔵の最も好きな短編のパターンである、微妙に繋がっている連作短編集です。 それも9つの物語が100年ほどの時間を超えて少しずつ繋がっている。内容も不思議な話、怖い話、滑稽な話とバラエティ豊かです。何より素敵なのは、抑えた博識。 繋がりの中心はやはり茗荷谷の柘榴が植えてある一軒家でしょう。その家を中心に様々な人が渦を巻くように物語が配置されています。もう一つの主題は”憑かれる”ということ。植木に憑かれて侍をやめて植木職人になる男、黒焼きに憑かれて深みにはまっていく男、浪曲に憑かれて家出をしてしまう男、映画に憑かれて監督になろうとする男、無為に過ごすことに憑かれた男。中でも映画に憑かれた青年の物語が心に残りました。 木内氏は雑誌の編集長をされているようですが、もっと小説を書いて欲しいです。次作も期待しています。 竹蔵

Posted by ブクログ

2024/08/12

名もなき市井のひとびとに焦点を当てた短編集。 ずっと物悲しい雰囲気で、しっとりと読みたい。 「てのひら」があまりに苦しい親子の話なんだけど、センター試験に登場していたようで。これをセンター試験に!いやあ容赦ない。 「染井の桜」「隠れる」が好き。

Posted by ブクログ

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