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茗荷谷の猫 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2011/09/02 |
| JAN | 9784167820015 |

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茗荷谷の猫
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商品レビュー
3.9
109件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ちょっと甘めにつけて✩4。 高校生の頃、現代文の模試か何かで取り上げられたことから気になっていた一冊。 短編の中でも短めな小説が9本収録されている。どれも名もなき庶民が何かに熱中し、悩み、もがきながら一生懸命生きているストーリーで、話自体は面白かったが、毎回ここで終わり?という終わり方で少し未練がある状態で次に進む。 そして次の章に進めば進むほど前の章で出てきた人たちが次々に匂わせ程度で登場する(話題に上がる)ので、なんとなく彼らのその後が分かるような仕組みになっている。どことなく『世にも奇妙な物語』的な感じもあり。 当たり前の事だが、掘り起こそうとしない限り見えてこない、偉人でもなんでもない庶民一人一人の歴史が地層のように積み重なって、今の私たちに繋がっているということに、一種の感動のようなものを感じた。
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木内昇さんの作品を読んだのは、2作目です。少しづつ読み進めました。時代背景の異なる9篇ですが、それぞれの小説の中に、前の物語に関係する言葉(名前や家屋など)が出てきて、本をひっくり返して「もしや?」と思いつつ、読みました。読後に、しんみりと感じたり、涙を流すほど笑ってしまったり(...
木内昇さんの作品を読んだのは、2作目です。少しづつ読み進めました。時代背景の異なる9篇ですが、それぞれの小説の中に、前の物語に関係する言葉(名前や家屋など)が出てきて、本をひっくり返して「もしや?」と思いつつ、読みました。読後に、しんみりと感じたり、涙を流すほど笑ってしまったり(「隠れる」)色々な顔を持つ市井の人々が登場して、物語を紡いていました。また、もう一度、読み返してみたいと思う本です。
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好きだなぁこの本。 都内の場所と時代を変えながら、9編の話が綴られている。ところどころで繋がっている短編集。 「あ!あの人!」って思う瞬間が楽しい。1番好きなのは…選べないけれど、表題の「茗荷谷の猫」かな。それから、それと対になっているかのような「庄助さん」。「巣鴨染井」も良か...
好きだなぁこの本。 都内の場所と時代を変えながら、9編の話が綴られている。ところどころで繋がっている短編集。 「あ!あの人!」って思う瞬間が楽しい。1番好きなのは…選べないけれど、表題の「茗荷谷の猫」かな。それから、それと対になっているかのような「庄助さん」。「巣鴨染井」も良かったかな。 阿呆な登場人物が頑なに生きていたり(「黒焼道話」)、嫌われようと頑張るのに自分の考えとは真逆の結果になってしまう「隠れる」、どれもシュールで洒落の利いた話で、ちょっとゾクッとしてしまいそうな雰囲気を持ちながらも面白おかしかったり…。不思議なんだけど不思議じゃなくて、ドライな空気なのに温かくて、頭がこんがらがりそうだけど最後にはホッとしたりジーンとしたり、読んでいて飽きない、というよりも著者の手のひらで転がされてそうな、なんとも言えない物語。 読後感は悪くない。 なんとも形容しがたい1冊だった。
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