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皺 Sho Pro Books
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皺 Sho Pro Books

パコ・ロカ(著者), パコ・ロカ(著者), 小野耕世(訳者), 高木菜々(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館集英社プロダクション
発売年月日 2011/07/30
JAN 9784796870917

¥1,760

商品レビュー

4.4

8件のお客様レビュー

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2015/12/08

学校の図書室にてのレンタル。初期のアルツハイマー病であるエミリオが、老人介護施設に入れられ、残酷な老という現象と戦っていく話ですね、凄く胸が締め付けられるように切なくなりました。こんなに愛おしく愛すべき人間なのに自身の思いとは裏腹にアルツハイマーは進行していく、なんて病とは残酷な...

学校の図書室にてのレンタル。初期のアルツハイマー病であるエミリオが、老人介護施設に入れられ、残酷な老という現象と戦っていく話ですね、凄く胸が締め付けられるように切なくなりました。こんなに愛おしく愛すべき人間なのに自身の思いとは裏腹にアルツハイマーは進行していく、なんて病とは残酷なんだろうと感じました。しかし、ドローレスとドメスト夫妻のあのエピソードは意識がなくても昔の記憶は僅かは残るのだと感じまだ希望はもてたと思いました。灯台の話も普通に面白かったです。

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2015/07/30

おすすめ資料 第163回 (2012.11.9)   教育をテーマにした優れた映像作品等に贈られる「日本賞」(NHK主催)。 2012年の授賞式は10月25日に開催され、最優秀賞はスペインのアニメーション映画『皺(しわ)』が受賞しました。 原作はスペイン・バレンシア生まれのマ...

おすすめ資料 第163回 (2012.11.9)   教育をテーマにした優れた映像作品等に贈られる「日本賞」(NHK主催)。 2012年の授賞式は10月25日に開催され、最優秀賞はスペインのアニメーション映画『皺(しわ)』が受賞しました。 原作はスペイン・バレンシア生まれのマンガ家、パコ・ロカによる同名コミックArrugasです。 老人ホームで暮らすふたりの男性の友情を通して「老い」を描いた本作品は、スペインから遠く離れた日本でも身近なテーマとして読むことができるでしょう。 日本語版には、スペイン内戦を扱った「灯台」も同時収録されています。 こちらの作品もスペイン語版El faroを図書館で揃えています。合わせてどうぞ。

Posted by ブクログ

2013/06/10

バンド・デシネあるいはバンドシネ、略してB.D. 言葉自体を知ったのはごく最近で、「え、なに?BL?」と勘違いした残念極まりないあたしであった。 気を取り直してB.D.とは、ベルギー・フランスを中心とした地域のマンガのことらしい。一番有名なものはタンタンの冒険、あれだよ、とい...

バンド・デシネあるいはバンドシネ、略してB.D. 言葉自体を知ったのはごく最近で、「え、なに?BL?」と勘違いした残念極まりないあたしであった。 気を取り直してB.D.とは、ベルギー・フランスを中心とした地域のマンガのことらしい。一番有名なものはタンタンの冒険、あれだよ、といわれたらわかるのではないだろうか。英語に訳すとComic Stripsということで、「帯状のマンガ」のこと。(もちろんここでまたいささか下世話な想像をしたことはいうまでもない・・ははは) 英語やフランス語は左から右に流れるので、絵本の見開きも圧倒的に左綴じで左>右にめくってゆく本が多い。目線は一定のまま左~右に流れるのでたいへん自然。以前日本語を学びかけていた海外の人に日本語は縦に流れて右から左に展開するから右綴じが多いんだよ、でも最近は横書きもあるからその場合は左綴じもありだよ、っていったら、本を手に取るまでどっちが開くか分からないなんて非常にエキサイティングだよね、でも、縦横と左右に目を動かしてたら、目が回りそうと笑っていた。 ちなみに彼女は縦書きにこだわってメールをくれたが、失敬・大爆笑しちゃったことがある。 デ ー ト は 楽 し か っ た ? いつまでたっても本題に入れないが、この作品。B.D.テイストの詰まった絵本である。全体に丸い造形と、明度と彩度が少し引き下げられた、ほんのり目に優しいカラリング。最初のストーリー、「皺」で描かれるのはアルツハイマーの気のあるエミリオと、相部屋のミゲルを中心とした、養老院の日々。愛想よさそうに見えたミゲルはなにかと年寄りからカネをむしっており、他の老人たちもみな、なんとなく手に余るヒトビトとして描かれる。日がな窓を見て、汽車旅行をしているつもりの女性。ひとりになったら宇宙人にさらわれると怖がる女性。夫婦で入居して奥さんは他の男性といちゃいちゃし始めてしまい、それをじっと眺める夫。でもその夫も実は、奥さんかどうかさえもわかっていないのである。 でもその1階にいる面々はまだ、幸せなのだった。2階はみないほうがいい、とミゲルは言う。2回に行ったらもうそいつは終わりだ。2階は要介護者だけのフロアだったのである。 2階にだけは行きたくない、そういうエミリオにミゲルは知恵を授ける。いわく、服装を整えることが第一だ。服がきちんと着られていればそれは、頭もちゃんとしているってことなんだからな。 しかしエミリオはすこしずつ、いろいろなことがわからなくなってしまう。ミゲルがこれは服、これは靴下、と体のいたるところにマークをつけてくれるが、それさえも読めなくなるのだ。 最後にはミゲルの顔が輪郭だけになり、そうして・・・ 帯に「えすとえむ」さんが、「あんなに美しく悲しい2ページを他に知りません」と書いているが、確かに。 最後の2ページに何が書いてあったのか、それは作者からそれぞれの読者に託されるまっさらなメッセージなのかもしれない。 この絵本の最初に引用として、「雪は消えるわけではない。雨に変わるのだ」というブッダの言葉が書かれている。最後のページを閉じた後にもう一度、そのコトバを見直してみると、もしかしたらまったく別の意味に、取れるかもしれない。

Posted by ブクログ

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