1,800円以上の注文で送料無料
ヘーゲル精神現象学研究 哲学以前の思想遍歴から哲学体系への発展
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1215-02-08

ヘーゲル精神現象学研究 哲学以前の思想遍歴から哲学体系への発展

栃原敏房(著者)

追加する に追加する

ヘーゲル精神現象学研究 哲学以前の思想遍歴から哲学体系への発展

定価 ¥3,850

1,760 定価より2,090円(54%)おトク

獲得ポイント16P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福村出版
発売年月日 1976/11/10
JAN 9784571300165

ヘーゲル精神現象学研究 哲学以前の思想遍歴から哲学体系への発展

¥1,760

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/02/10

『精神現象学』に結実することになったヘーゲルの初期の構想と、そこに見られる根本的な問題がいったいなんだったのかということを論じている本です。 著者はまず、ヘーゲルを哲学的思索へとみちびくことになった彼の「基礎的経験」ないし「思想的原経験」を問うています。若き日のヘーゲルの心を揺...

『精神現象学』に結実することになったヘーゲルの初期の構想と、そこに見られる根本的な問題がいったいなんだったのかということを論じている本です。 著者はまず、ヘーゲルを哲学的思索へとみちびくことになった彼の「基礎的経験」ないし「思想的原経験」を問うています。若き日のヘーゲルの心を揺さぶったのは、近代の啓蒙主義と古代ギリシアの精神でした。さらに同時代に進行しつつあったフランス革命に対しても、ヘーゲルは両義的な関心をいだいていました。このように、ヘーゲルには相反する思潮への関心が同時に見られ、それを統一へともたらすことが、彼の哲学上の目的となります。 『精神現象学』は、こうした目的にこたえようとするヘーゲルの企図にもとづいて誕生しました。ここで著者は、ペゲラーやキメレによるヘーゲルの草稿についての考証を参照し、そのなかでも『精神現象学』を構想しつつあったヘーゲルが、形而上学と論理学にくわえて、哲学史と哲学入門を講義であつかうことに関心を示していたことに重要な意義を見いだしています。 ヘーゲル哲学において論理学は、たんなる思惟の形式的法則をあつかうものではなく、存在そのものの構造について考察する形而上学であり、存在論です。他方で彼は、デカルトからカントやフィヒテにいたるまでの主観的観念論の立場と、シェリングの絶対的同一性の立場が解きがたい対立を生んでいると考えており、この分裂を弁証法的に統一することをみずからの使命としました。こうした考えにもとづいて、彼の思索はつねに哲学史的背景を踏まえつつ展開されることになります。他方で、統一にいたるまでに精神がたどる階梯を明らかにすることは、彼の論理学への導入を示すことにつながります。『精神現象学』は、まさにこのような企図のもとに誕生したと著者は論じています。 『精神現象学』そのものの内容についてはあまり立ち入った考察はなされておらず、その成立をめぐる問題についての議論に終始していますが、個人的には興味深く読むことができました。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました