1,800円以上の注文で送料無料

スナーク狩り 光文社文庫プレミアム
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

スナーク狩り 光文社文庫プレミアム

宮部みゆき【著】

追加する に追加する

スナーク狩り 光文社文庫プレミアム

定価 ¥733

330 定価より403円(54%)おトク

獲得ポイント3P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

11/26(火)~12/1(日)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2011/07/12
JAN 9784334749705

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

11/26(火)~12/1(日)

スナーク狩り

¥330

商品レビュー

3.7

69件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/10/20

その夜。関沼慶子は散弾銃を抱え、かつて恋人だった男の披露宴会場へ向かっていた。すべてを終わらせるために。一方、釣具店勤務の織口邦男は、客の慶子が銃を持っていることを知り、ある計画を思いついてた。今晩じゅうに銃を奪い、「人に言えぬ目的」を果たすために。いくつもの運命が一夜の高速道路...

その夜。関沼慶子は散弾銃を抱え、かつて恋人だった男の披露宴会場へ向かっていた。すべてを終わらせるために。一方、釣具店勤務の織口邦男は、客の慶子が銃を持っていることを知り、ある計画を思いついてた。今晩じゅうに銃を奪い、「人に言えぬ目的」を果たすために。いくつもの運命が一夜の高速道路を失踪する。人間の本性を抉るノンストップ・サスペンス! 何年かぶりに宮部みゆき作品を読んだ気がする。高校生のときにどハマりして読んでいたけど、これは読んでいたのか覚えていなかった。そして、読んでみて「うわー今の時代と全然違うからヤキモキするー!」だった。 舞台は平成初期。連絡を取り合うには、電話を探さないといけない時代。家には固定電話があって、留守だと留守電に設定されている。主人公の修治くんは、ポケベルを持っていたけど、そのポケベルだって令和の今では化石だよ。そんなだから、結構みんな大変な思いをしたし、慶子ちゃんは結構危ない橋を渡った気がする。警察の黒沢さんと樋川さんが、ようやく行方不明扱いになった織口さんの居場所が分かったときでさえも事態は悪化していた。 この話は、「復讐」がテーマ。20年以上前に別れた元妻と娘が無惨に殺されてしまった織口、ずっと支えていた彼氏に実は利用されていて別れた途端に他の女と結婚されてしまった慶子。まぁ、この2人が復讐したかった人間たちは、本当にクズだし早く死んだ方がマシってかんじの人たちだった。とくに、慶子の元カレの国分は本当にくそ。利用できるものだら親でもなんでも利用するし、それで慶子ちゃんを利用して、捨てた。まぁ、慶子ちゃんにも悪いところがあったのならそんな男に引っかかってしまったことだろう。あと慶子ちゃんは、ちょっとブラコンなところもあったから、それも原因かもしれない。 しかし、今の令和の時代ならSNSが支流なので、SNSで拡散させれば、あっという間に広まってこのバカでクズな人間たちは、社会的に抹殺できるのかなとか思ってしまった。そして、この「スナーク狩り」の時代は、マスコミが殺到して慶子ちゃんもいろんな人も逃げたり立ち向かったりしているみたいだけど、今だったら被害者の彼ら彼女らもSNSで拡散されてしまったかもしれないと思うと悲しい。 でも、被害者で加害者になってしまったのかもしれないけど、慶子ちゃんや修治くんには幸せになってほしい。そして、途中から巻き込まれてしまった神谷さんは、奥さんのお母さんにビシッと言って、3人で東京で幸せに暮らしてほしい。 2024.10.20 読了

Posted by ブクログ

2024/06/24

面白くて一気読みです。夜寝る前に静かな環境で読むとなお面白い! 1丁の銃を巡って、沢山の登場人物の人生が関わってきて、物語は中だるみすることなく疾走し、ラストまで本当に楽しめました! ただ、宮部さんの作品の登場人物に、必ず私を苛つかせる人がいるのよね‥

Posted by ブクログ

2024/04/20

登場人物の思いを複雑に交錯させながら、およそ半日の出来事をスピーディーに描き出す手法が映像的で、裏表紙にあるノンストップ・サスペンスという言葉通りの作品でした。 三十年以上も前に発表されたとはいえ、犯罪被害者の家族と加害者の隔たりや、司法に対する不条理さ、そして人が人を裁く是非...

登場人物の思いを複雑に交錯させながら、およそ半日の出来事をスピーディーに描き出す手法が映像的で、裏表紙にあるノンストップ・サスペンスという言葉通りの作品でした。 三十年以上も前に発表されたとはいえ、犯罪被害者の家族と加害者の隔たりや、司法に対する不条理さ、そして人が人を裁く是非を問う内容は今日的でもあり、それらを内包しながらサスペンスというエンターテインメントにまとめ上げる技量は流石だと思います。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品