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佐川君からの手紙
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 1983/01/01 |
JAN | 9784309001173 |
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佐川君からの手紙
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商品レビュー
2.2
5件のお客様レビュー
佐川君、というのは 1981年の猟奇殺人「パリ人肉事件」の犯人 佐川一政のことだ 白人女性を自宅に招き、猟銃で射殺して、その肉を食らった 身長151cmの小柄な男である 黄色い小男が、暴力と死でもって白い大女を支配する そんな物語を作品化するにあたり 会見に招いた新聞記者たちの...
佐川君、というのは 1981年の猟奇殺人「パリ人肉事件」の犯人 佐川一政のことだ 白人女性を自宅に招き、猟銃で射殺して、その肉を食らった 身長151cmの小柄な男である 黄色い小男が、暴力と死でもって白い大女を支配する そんな物語を作品化するにあたり 会見に招いた新聞記者たちの前で、劇作家の唐十郎は みずからの祖母の話ばかり語ったという 「長崎六神丸」という、かつて存在した居酒屋では 死体とサシで酒を飲ませるというサービスがおこなわれていたらしい そこで本物の死体に混じって 死んだフリをしていたのがうちのばあちゃんなんだよと 事実とも妄想ともつかない言い伝えであるが そのように生と死の区別が失われた母系的世界を 佐川君のドメスティックバイオレンスに対置することで なにかが清められるとでも思ったのだろうか? しかしそれは甘い考えだ 佐川君には佐川君の事情と意思があってそれをおこなったのだから 「それがどうした」と一笑に付されておしまいだろう なにより一番の問題は 佐川君の、独善的ながらも濃密な愛の世界に対して それが嫉妬、やっかみからのちょっかい出しに見えてしまうことである 1982年の芥川賞を受賞した
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日本人留学生がオランダ人女性を殺して遺体の一部を食べたっていうパリ人肉事件に着想を得た作品。普通だった。これといって感想も出ず。元になった事件にもそれほど興味が沸かず。 あとがきで表紙の絵についての補足が書かれていたのは良かった。
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正直、意味不明な小説だった。 結局、なんだったの、という感じ。 全体的に暗い感じで、大した盛り上がりもない。 小説なのか、ドキュメントなのかも、よくわからない中途半端な感じ。 まあ、そういう小説ではないと言われれば、そうかもしれないが、やっぱり意味不明。
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