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菜食主義者 新しい韓国の文学01
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | クオン |
| 発売年月日 | 2011/05/25 |
| JAN | 9784904855027 |

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菜食主義者
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商品レビュー
3.8
350件のお客様レビュー
異常な状況に直面した家族の苦悩と孤独を描いた連作小説集で、平凡な妻が突然菜食主義を選ぶことで始まる物語が展開します。各章は、夫、義理の兄、そして姉の視点から語られ、彼女の変化に対する理解の難しさや、周囲の反応がリアルに描かれています。特に、家族が抱える恐怖や圧力、そしてヨンへ自身の内面的な葛藤が浮き彫りになり、読者は彼女の孤独を共感することができます。物語が進むにつれ、普通とされる価値観に挑む姿勢が明らかになり、最後には境界線の曖昧さが示されます。生と死、欲望と抑圧について深く考えさせられる一冊で、心に残る余韻を与えます。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
すべての、白いものたちのよりもしっくりする、ひりひりした読感の作品だった。前身となる作品も読んでみたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「夢を見たの」。ある日そう言って一切の肉食を拒否するようになった主人公ヨンヘ。2002年から2005年に発表された三編からなる長編小説で、肉を食べることを拒み、植物になろうとして憔悴する彼女の様子が夫、義兄、姉のそれぞれの視点から描かれる。 面白すぎ!!人間の欲望や傷つき、壊れていく様子がものすごく伝達力の高い文章で延々続くのでしんどいが、おもしろすぎるので一気に読んだ。 特に興味深かったのは義兄のパート。エリートサラリーマンである夫やベトナム戦争からの帰還兵であることを誇りに思い娘に暴力を振るう父親など、周りの家族がヨンヘを正常に戻そうとするなか、ヨンヘの姉・インへの夫である義兄はその身体に欲望を抱くようになる。生活力がなく芸術家として描かれる義兄は自分の欲望や芸術的な美意識をうまく社会の中で位置づけられない。ヨンヘに惹かれるのは、自分が言葉にできなかった美しいものを体現している存在として彼女を見つけるから。夫や父親との大きな違いは、病気だから治す存在ではなくて、ヨンヘの意志はなにか意味があるのではないか、と考えるところで、中盤彼はヨンヘを理解するのではと思わされるほど感情移入してしまった。 だが物語は残酷な反転をする。ヨンヘの美を理解したい、という欲望は、いつしか自身の美術や征服欲を満たすため、ヨンヘを利用することに変わる。最終的に彼はヨンヘの身体を「彼女自身のもの」ではなく、作品を実現するための媒体として扱い結局暴力に帰結していく。 ヨンヘは人間社会の暴力から逃げようとしている。他者を傷つけない存在になろうとする。ところが、その身体をめぐって、夫からも父親からも義兄からもそれぞれ違う形で支配されてしまう。彼女の異質さを美しいと思った義兄も、彼女の「NO」を尊重できなかった。 「あなたのことを理解している」という言葉さえ相手の主体性を奪うことがあるし、他者を理解したいという欲望は暴力になりうる。ヨンヘが最後まで本当に求めていたのは、自分を自分のままにしておいてくれるということだったのかも。 作品の根底にある「私は私の身体をどうするのかを自分で決めたい」というテーマが執筆から20年以上経った今も普遍的であることに胸を打たれる。
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木になりたい女性と彼女を取り巻く人々の話。 どれもこれも救いもなければ希望もない。 それでも生きていかなければいけないんだよ動物だから。 どんな言葉もかけてあげられないな。 植物として生きることと動物として生きることは考えてみると全然違うんだな。 動物ってなんて残酷な生き方をする...
木になりたい女性と彼女を取り巻く人々の話。 どれもこれも救いもなければ希望もない。 それでも生きていかなければいけないんだよ動物だから。 どんな言葉もかけてあげられないな。 植物として生きることと動物として生きることは考えてみると全然違うんだな。 動物ってなんて残酷な生き方をするんだろうね。 相変わらず紡がれる文章が美しくて読んでいて心が洗われる。 不思議。どんな暗く残酷な話でも文章の美しさでそれが帳消しになるような。 ちゃんと悲しかったり泣けたりするのとは別で文章に魅了される。
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