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誰も死なない恋愛小説 幻冬舎文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2011/06/09 |
| JAN | 9784344416864 |
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誰も死なない恋愛小説
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誰も死なない恋愛小説
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商品レビュー
3.4
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
わざとなのだろうけど、オチをつけないようにつけないようにしてるように感じた。 中でも「海底の音楽」は、何を言ってるんだこの人は、と思った。俺はキツネにつままれているのではなかろうか?不思議な世界に連れ込まれた感覚。はじめからショートショート的な本ならわかるのだが、恋愛短編集にいきなりこれをぶっこまれて混乱した。海底世界の説明文は一切頭に入ってこなかったのに、何故か心地よかった。やられたと思った。 あとさ、別の話で、セックス無しに女の体を二時間以上洗う男の話は異常すぎたぜ。
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11篇の短篇集。 タイトル通り恋愛小説ばかりだけど、ベタベタな甘さはなくて、刹那的であったり不思議であったり…独特に淋しい雰囲気が漂う作品群でした。 どうして男性なのにこんなに女の心理がわかるの?と思う代表作家は個人的には太宰治なのだけど、この小説もそう感じた。 主人公は全部...
11篇の短篇集。 タイトル通り恋愛小説ばかりだけど、ベタベタな甘さはなくて、刹那的であったり不思議であったり…独特に淋しい雰囲気が漂う作品群でした。 どうして男性なのにこんなに女の心理がわかるの?と思う代表作家は個人的には太宰治なのだけど、この小説もそう感じた。 主人公は全部女性。 オンナが描く女の湿っぽさや陰湿さはほとんどなくて、どこか乾いていて諦感めいたものもあって、だけど誰かを愛する気持ちはある。読んでいて心地よかった。 わりとちゃんとした性描写もあるけどいやらしい感じはなくて、そういうところが男性作家なのにすごいと思った。 セリフはいやらしいのにその間の言葉がいやらしくないというか。笑 この小説ヴィレッジヴァンガードで買ったのだけど、ヴィレッジって推すものが独特なせいもあってこの著者のことはまったく知らず、表紙買いならぬタイトル買いをして勝手に女性作家だと思ってたら男性で、しかも本業は写真家であることも後からわかった。 芸人、映画監督、写真家、と小説家が本業ではない方の小説をたまに読むけれど、本業がきちんと生かされてるものなんだな、と感じることが多い。 これは私が勝手に思ったことだけど、この小説、すごく色鮮やかに感じる短篇もあれば、セピアとかモノクロっぽく感じる短篇もあった。 「君の芸術が終わってしまう前に」「海底の音楽」「太陽のバブル」がとくに好き。タイトルのセンスも好きです。
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藤代さんはとても優しいひとなんだなあ。独特の感性で、ものごとの切り取りかたがあざやかなのは、カメラマンならではな感じでステキだ。ほかの文章ももっと読んでみたいな。
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