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私には女性の排卵が見える 共感覚者の不思議な世界 幻冬舎新書
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私には女性の排卵が見える 共感覚者の不思議な世界 幻冬舎新書

岩崎純一【著】

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私には女性の排卵が見える 共感覚者の不思議な世界 幻冬舎新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2011/05/28
JAN 9784344982130

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商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

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2019/10/12

女性の排卵を色や音などで近く出来る著者の話はとても興味深い内容です。 ご自身の感覚を共感覚の一種と結びつけているようですが、確かに文字に色が見えたり、音が見えたりというような共感覚に近いのかもしれません。 そもそも五感というのはそれぞれの感覚が独立しているものではないし分離出...

女性の排卵を色や音などで近く出来る著者の話はとても興味深い内容です。 ご自身の感覚を共感覚の一種と結びつけているようですが、確かに文字に色が見えたり、音が見えたりというような共感覚に近いのかもしれません。 そもそも五感というのはそれぞれの感覚が独立しているものではないし分離出来ないものだと私は思っています。 例えば話を「聞く」時にも聴覚だけでなく「見る」という視覚も無意識に併用しているし、食べ物を食べるときも視覚と嗅覚が使われる。 それぞれの感覚がつながりあいながら機能しているという意味では五感というよりは互感ですね。

Posted by ブクログ

2018/12/22

 幼少期から現在に至るまでに、女性の月経や排卵を感知する不思議な感覚を持っている著者。  彼が語る、経験した不思議な世界と、そこから女性の「つきのもの」にまつわることや共感覚を思索している。  内容は女性に関して、古代の男性に対して、さらには和歌に関してなど多岐にわたっているため...

 幼少期から現在に至るまでに、女性の月経や排卵を感知する不思議な感覚を持っている著者。  彼が語る、経験した不思議な世界と、そこから女性の「つきのもの」にまつわることや共感覚を思索している。  内容は女性に関して、古代の男性に対して、さらには和歌に関してなど多岐にわたっているため、若干とりとめのない印象もあるが、「共感覚」について全般的に面白い記述である。 P37  この(彼のような)性的感覚を持つ男性のほとんどは、おそらくいわゆる知的・言語障害者や自閉症者や(略)アスペルガー症候群であり、いわゆる健常者として社会生活を送っている私のような男性は稀であるという気がする。 P56  私の(女性を目視するだけで、彼女が触ったものが自分も触ったようにかんじる)ミラータッチ共感覚は、女性に向かう場合が九割ほどと圧倒的に多いのだが、他に動植物・自然物(花や石)・人工的物体などに対しても起きる。人間の男性に対して起きることは殆どない。 P96  排卵完治の時に伴う何とも言えない感動や、「現代の倫理上、実際の行動はとれないけれども、今排卵しているこの目の前の女性を妊娠させないと、世界が大変なことになる気がする」という得体のしれない絶望感や悲壮感のようなものは、他の動物のオスなら常に実感しているものだと思って、安心するようにしている。 (卵胞波  著者は排卵の時期だけでなく他の時期にも「ぴょこちゃん(女性の排卵を称する著者の表現)」がみえる時期がある。これにより排卵は28日に必ず一回ではなく、他の時期にもありうる、とする説。  ほかにも交尾排卵に触れている。) P129  (著者の性欲は一般男性と少し違い)「性欲」というよりは、「性欲と恋愛と生殖が分岐する前の性欲」としか言いようがない気がしている。 P133  装身具だけでなく、タトゥーなど身体加工の意義についても(略)どれが本当かわからない。いくつか挙げると、現代と同じく身体装飾そのものだという説、呪術的行為だという説、身分・職能を示すしるしだという説、苦痛に耐える儀式・訓練だという説、などさまざまで(略)ある。  (排卵感知する著者からすると、これは排卵の感知を攪乱させ、不特定多数の男性から身を守る働きをしている、となる)。   P141  私は、女性の排卵・月経などを感知する自分の感覚を、心理学などで用いられている「共感覚」の概念を用いて「対女性共感覚」と名付けたと書いたけれども、その実感が、「女性の身体と溶け合う感覚」であり、「男・オスにとっての無我の境地」と感じられている以上、それを忠実に表すなら、本当は「親女性共感覚」「溶女性共感覚」となづけたほうがよいことになる。 P145  和歌、特に(男性が女性となって詠む)恋歌は(略)「女性の心で詠む」とは、「女性を解釈する」ことであってはならない。「女性を体験する」ことでなければならない。  特に女性の悲恋を読めることは、男性歌人の価値であり、男性のステータスでもあった。「女性の私たちにも詠めないわ」と女性に思わせるほど女性を詠めていることが、女性の心を動かした。  (和歌を共感覚的に読むのは稲田利徳氏の研究が最初、ほか藤原克己ら)  (性的暴力の被害者、鬱、対人恐怖症の女性の中には)「どこからどこまでが自分の体なのか」時々わからなくなる人さえいる。彼女たちは、「傷ついたのは私の体だけではない、この本(ぬいぐるみ)も私の体の一部で、きっと私の傷をわかってくれるはずだ」と徹底的に信じ、本当に「自分の身体」の領域を(自分が手で持っている)本(やぬいぐるみ)にまで広げさせて、精神的負担を薄める、ということを繰り返している。(コタール症候群の一部???)

Posted by ブクログ

2014/07/07

著者は「女性の『性周期』が目に見えたり聞こえたりする」という男性。 目の前の女性の生理期間だったり、排卵日だったりがわかるらしい。また、そういうときの女性の不調を、同じように体験してしまうのだとか。 自分自身の能力を、著者自身が不思議に思いながら解き明かそう、説明しようと試みた...

著者は「女性の『性周期』が目に見えたり聞こえたりする」という男性。 目の前の女性の生理期間だったり、排卵日だったりがわかるらしい。また、そういうときの女性の不調を、同じように体験してしまうのだとか。 自分自身の能力を、著者自身が不思議に思いながら解き明かそう、説明しようと試みた本。まだまだ謎解きの途上、といったかんじ。

Posted by ブクログ

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