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天使の歩廊 ある建築家をめぐる物語 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2011/05/30 |
| JAN | 9784101355139 |
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天使の歩廊
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商品レビュー
3.5
30件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
天使の歩廊―ある建築家をめぐる物語 日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 「冬の陽」「鹿鳴館の絵」「ラビリンス逍遥」「製図室の夜」「天界の都」「忘れ川」の六つの短篇が、「明治十四年」の序奏と「昭和七年」のコーダにはさまれている構成になっています。 各短編は時間的な序列を意図的に変えているため、よりいっそう建築家 笠井泉二をミステリアスな存在にしています。 笠井は、天上との交信が可能な孤独な天才。その天才が建築依頼主の境遇や希望をききそれに応える建築物をつくっていくという物語です。 ちょっと違和感を覚えたのは、泉二と天界との交信のところで、”なぜ泉二なのか”、”どうして犠牲が必要なのか”などの因果律が全く説明されない点です。 主役が建築物なだけに、記述だけではその様子がイメージしきれないのが残念です。まあ、これは竹蔵の想像力の欠如のなせることなのですが。。。 竹蔵
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ただ雨風をしのぐだけではない、かといって芸術性だけでもない、建物を巡る多次元的なストーリーが空想力をくすぐる。
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文章は非常に自然体で、なおかつ明治の描写は(その真偽はわからないが)説得力に溢れていました。 本書で描かれる日本のノスタルジーには誰もが共感できる普遍的な優しさに包まれており、これが主人公[笠井泉二]しいては著者[中村弦]のキャラクターなのだと思います。 手放しに「感動した!...
文章は非常に自然体で、なおかつ明治の描写は(その真偽はわからないが)説得力に溢れていました。 本書で描かれる日本のノスタルジーには誰もが共感できる普遍的な優しさに包まれており、これが主人公[笠井泉二]しいては著者[中村弦]のキャラクターなのだと思います。 手放しに「感動した!涙が止まらない!」という作品ではないのですが、一軒の優れた建造物、一枚の類い稀な絵画、そういった芸術作品を鑑賞したじんわりとした満足感のようなものが、この作品で得ることが出来るような気がしました。
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