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蛙鳴
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/05/25 |
JAN | 9784120042409 |
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蛙鳴
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商品レビュー
3.6
15件のお客様レビュー
中国の小説をたくさん読んでいるわけではないが、今まで読んだものはどれも、登場人物それぞれの生きるパワーにあふれていて、そこに圧倒される。妬んだり、悪いことをしたり、それを悔やんだり、苦しんだり、いろいろするが、それらを踏みしだいていく生の力。この作品は、それに加えて、一人っ子政策...
中国の小説をたくさん読んでいるわけではないが、今まで読んだものはどれも、登場人物それぞれの生きるパワーにあふれていて、そこに圧倒される。妬んだり、悪いことをしたり、それを悔やんだり、苦しんだり、いろいろするが、それらを踏みしだいていく生の力。この作品は、それに加えて、一人っ子政策と現代中国社会の変貌ぶりがよくわかること、そして物語の構成のすばらしいことで、読んでよかったと思える作品であった。
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「堕せば命と希望が消える 産めば世界が必ず飢える」 この本の帯の言葉の真意が気になるのです。 読みかけたけど数頁で挫折。 今じゃないみたい。 また読もう。 ノーベル文学賞を受賞した莫言さんの作品。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中国のノーベル文学賞作家、莫言の最新(2011年)長編。 現代中国が抱える大きな命題の一つ、一人っ子政策(計画生育政策)の物語。 作者の故郷である山東省高密県を舞台に、一人っ子政策が実施されてゆく過程を描く。 主人公の家族・親族、近所の人々との婚姻関係の中で、人々がこの政策の必要性と、子供を産むべきという自然の摂理(あるいは儒教道徳)との間で葛藤。 一人っ子政策の実施=中絶という悲しい行為を、国の政策として冷徹に実施する元・産婦人科医の伯母。 それを逃れて産もうとする人々との騙し合いがコミカルに描かれてもいますが、一方では子供のいない夫婦のための代理出産という暗部も。 主人公の一人称で、日本人の作家(大江健三郎をモデルにしていると思われる)への手紙という形式で物語を展開。 そのため台詞は「」で囲まれていないという珍しい形式。 そしてやはり、最後はイマイチ不明w 主人公の息子を産んだのは、どっちの女性?(^O^; ニン、トン♪
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