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蛙鳴 の商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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2026/02/09

面白かった。中国が活力あって人間味ある面白い人で溢れているワンダーランドなのだろうか、と思わせる(実際来てみるとそんな風には感じないが)。 「酒国」も読んで面白かったが、別の人も書いている様に「酒国」に比べればこちらは小さくまとまっている感じ。

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2016/08/23

中国の小説をたくさん読んでいるわけではないが、今まで読んだものはどれも、登場人物それぞれの生きるパワーにあふれていて、そこに圧倒される。妬んだり、悪いことをしたり、それを悔やんだり、苦しんだり、いろいろするが、それらを踏みしだいていく生の力。この作品は、それに加えて、一人っ子政策...

中国の小説をたくさん読んでいるわけではないが、今まで読んだものはどれも、登場人物それぞれの生きるパワーにあふれていて、そこに圧倒される。妬んだり、悪いことをしたり、それを悔やんだり、苦しんだり、いろいろするが、それらを踏みしだいていく生の力。この作品は、それに加えて、一人っ子政策と現代中国社会の変貌ぶりがよくわかること、そして物語の構成のすばらしいことで、読んでよかったと思える作品であった。

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2013/06/13

「堕せば命と希望が消える 産めば世界が必ず飢える」 この本の帯の言葉の真意が気になるのです。 読みかけたけど数頁で挫折。 今じゃないみたい。 また読もう。 ノーベル文学賞を受賞した莫言さんの作品。

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2013/05/19
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※このレビューにはネタバレを含みます

中国のノーベル文学賞作家、莫言の最新(2011年)長編。 現代中国が抱える大きな命題の一つ、一人っ子政策(計画生育政策)の物語。 作者の故郷である山東省高密県を舞台に、一人っ子政策が実施されてゆく過程を描く。 主人公の家族・親族、近所の人々との婚姻関係の中で、人々がこの政策の必要性と、子供を産むべきという自然の摂理(あるいは儒教道徳)との間で葛藤。 一人っ子政策の実施=中絶という悲しい行為を、国の政策として冷徹に実施する元・産婦人科医の伯母。 それを逃れて産もうとする人々との騙し合いがコミカルに描かれてもいますが、一方では子供のいない夫婦のための代理出産という暗部も。 主人公の一人称で、日本人の作家(大江健三郎をモデルにしていると思われる)への手紙という形式で物語を展開。 そのため台詞は「」で囲まれていないという珍しい形式。 そしてやはり、最後はイマイチ不明w 主人公の息子を産んだのは、どっちの女性?(^O^; ニン、トン♪

Posted byブクログ

2013/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノーベル賞とられたのでしたっけ いつかは、とりそうな、そんな大河的な小説をお書きの方です。 今の中国を見ていると、自分の国礼賛の作家か?などと思っちゃいそうですが、この方のはそうじゃありません。 というより、作家というのは、本来、批判的なものかも そんな、昔ながらの作家像を体現されているような気もします。 読むときは長編なので腰をすえるという感じですが ずしーんと腹にきます。 「一人っ子政策」という響きが可愛らしく また、人口増加の抑止のためという、 言葉面では、いいもののような感じがしますが 血肉、感情を伴う人間たちがそれを行う 悲喜こもごもが書かれています。 主人公のおたまじゃくし(精子を表している?)の 伯母さんは、腕のいい産婆(助産師) そして、一人っ子政策の推進委員として、 堕胎を率先して行う立場となります。 これは正しいこと!正義なのだ!という行政と 子供がいなかったら、働き手、後継ぎがいないじゃないかと 反発する農家との壮絶なバトルの歴史です。 正しい、正しいと言い張っていた伯母さんは 自分の子をもたず、そして蛙の鳴き声が 赤ちゃんの泣き声に聞こえます。 タイトルはそこから来ています。 人形のシーンにうるっときました。 無駄な伏線もなく、全て国の政策に翻弄される人たちを描いています。 どうして、そこに芝居の脚本が入ってきたのかちょっと戸惑いましたが、そこは作家の実験だったのかも。

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2013/05/07

2013/4/30(火)の中国語教室でこの本は読みやすいと紹介があり、いつか読んでみようと思ってます。

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2012/11/16
  • ネタバレ

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一人っ子政策を文学の力で理解しよう。 一人っ子政策は倫理的に問題があるけれど、それを実施しなければ社会は維持できなくなる。 そういう究極の選択をしてきたのが中国人である。 我々(中国人目線で言えば)外国人は当事者意識もなく、単に中国人を非難してきただけだろう。 「まったく、中国人は計画性もなく子供を産んで。これじゃあ奴らのせいで人類は存続できなくなるで」 「まったく、中国人は一人っ子政策なんて、人間の命をどう考えているんだか。」 外からものを見ている輩は何とでも言える。しかし、実際問題に直面している人たちのことをどれだけ考えながら意見できているのだろうか。 この本を読んで、社会問題をどう読んでいくべきか、よく考えさせられた。 __ この作品に登場する中国人って本当に卑しい。たぶん、民族的に中国人ってのは賤しいんだろう。 ヨーロッパ人はその点非常にスマートだ。と思う。 まぁ、みんながみんなってことではないけれど。 でも、中国人って賤しいんだけど、その分人間味が強いと思う。 嫌いになりきれない。 ヨーロッパ人のように高貴だけど、 中国人のように多少賤しくも、愛嬌ある人間に 私はなりたいと思いました。

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2012/11/13

ノーベル文学賞を受賞した莫言の小説。一人っ子政策の中で行わなわれた様々なことを、中国の中から描いた。無惨でもあり、人間の内面も描いている。

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2012/10/26

体制派という批判もあるようだけど、この作品は中国の一人っ子政策に対する鋭い批判あり、親日な発言ありで、体制派とは感じなかった。面白かった。ノーベル賞。

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2012/10/19

中国の一人っ子対策が出来た時、民衆はどうしていたのか。 どうにかして産もうとする人達と、堕胎させようとする伯母の戦いを 子供の頃から大人になるまで、の甥の目線でかかれた日常。 読んでいて、あぁ中国だな、という感じでした。 何が何でも命令は遂行する、という行動が。 一人っ子対策は...

中国の一人っ子対策が出来た時、民衆はどうしていたのか。 どうにかして産もうとする人達と、堕胎させようとする伯母の戦いを 子供の頃から大人になるまで、の甥の目線でかかれた日常。 読んでいて、あぁ中国だな、という感じでした。 何が何でも命令は遂行する、という行動が。 一人っ子対策は、人が多くなればなるほど しなければいけなかった事、なのでしょう。 しかし、それを推奨して、今のあの状態。 1人が…最高6人を支えなければいけないという。 男が家族を養うのが当然なので、男の子を産まなければ家が途絶える。 では女の子は、継ぐことができないのでしょうか? 男尊女卑がすごいのか、それとも農家だからなのか。 もうちょっとその辺りの常識を知ってから読むと 何の疑問もわかずに読み進められるかもしれません。 後半は劇の台本、になっています。

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