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カナクのキセキ(2) 富士見ファンタジア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 富士見書房 |
発売年月日 | 2011/05/20 |
JAN | 9784829136393 |
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カナクのキセキ(2)
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カナクのキセキ(2)
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
ユーリエを失ったカナクの物語と、影砲士スフィアの妻となったレベッカの物語が、交互に展開される構成になっています。 マールの石碑をめぐる旅から帰ってきたカナクは、コルセア王国内のマールの村で神官の職に就きます。ダークエルフのネウに支えられながら日々を暮らす彼のもとを、盗賊団リュシ...
ユーリエを失ったカナクの物語と、影砲士スフィアの妻となったレベッカの物語が、交互に展開される構成になっています。 マールの石碑をめぐる旅から帰ってきたカナクは、コルセア王国内のマールの村で神官の職に就きます。ダークエルフのネウに支えられながら日々を暮らす彼のもとを、盗賊団リュシオルファクルに所属するアルマという男が訪れます。彼は、コルセア女王オリヴィアの命を受けて、イストリアルからやってきた魔導師リーゼの誘いから、カナクを守るためにやってきたのでした。 やがてオリヴィアの予想していた通り、カナクの前にリーゼが姿を現わし、ユーリエを苦しみから救うことができると告げます。そのためには、カナクが「黒夢の魔王」となり、アレンシアの人びとの身勝手な欲望「黒夢」を集めなければなりません。ネウはカナクを引きとめようとしますが、ユーリエへの想いを断ち切れないカナクは、リーゼの誘いに乗ることを決断します。 一方レベッカは、夕闇の海からやってくる影の巨人を倒す任に当たっている銀獣人スフィアのもとに嫁いでくることになります。ところが、ガザラ王国の地下迷宮の探索がおこなわれるのと期を一にして影の巨人が頻繁に現われるようになります。影の巨人の活動を鎮めるために地下迷宮の探索をやめさせなければならないと考えたレベッカは、暗愚な国王ガザラ十八世を退けるクーデターを計画します。 しかし、巨人の進行を食い止めるために戦ったスフィアは倒れてしまいます。そのとき、地下迷宮から魔導師リーゼが姿を現わします。リーゼはスフィアを殺害し、レベッカも攻撃を受けて意識を失ってしまいます。約1年後、意識を回復したレベッカは、スフィアとの間に生まれた子どもにカナクと名づけます。その後彼女は、コルセア女王オリヴィアとなって、カナクの成長を影から見守ってきたのでした。 二つの物語がどのようにつながるのか読めなかったので、最後に物語が一つにつながったときにはあっと驚かされました。
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ユーリエにもう一度会える可能性があると言われれば、リスクを承知でその可能性に賭ける気持ちは分かります。 しかし、それが魔王になるこだと言われたら信用できるでしょうか? できません。 ましてやリーゼに信用に足る部分など皆無。重大な決断を下すには説得力が足りないように思えて、カナクの選択を応援する気になれませんでした。 3巻に進む前にカナクの心情に今一度向き合う必要がありそう。
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今巻は主人公のカナクを裏章に、表章は影砲士の嫁となったレベッカの物語で、1巻の終わりが終わりなだけに、最初まさかの主役交代かと思った。でもそう繋げてくるか、と。スフィアが銀獣人だとわかったとき、もしかしてカナクの両親の話なのかなとは思ったけど、レベッカの正体には驚かされた。ユーリエと再び会うために魔王になることを選んだカナクがどんな結末を迎えるのか。悲劇でなければいいなと思う。
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