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キネマの神様 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2011/05/10 |
| JAN | 9784167801335 |
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キネマの神様
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キネマの神様
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商品レビュー
4.4
1010件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者の原田マハ氏は、学生時代に池袋文芸坐でもぎり嬢のバイトをしていた。 本書に出てくる名画座は、シネスイッチ銀座がモデルで、本書解説の片桐はいり氏はここでもぎり嬢をやっていた。(関係ありませんが、片桐はいり氏を渋谷PARCOの対面式上下エスカレーターで偶然目撃しましたよ) 私も学生時代とサラリーマン時代、文芸坐(当時は4本立てもあった!)やシネスイッチへ何度も通っていた。もちろん、ぴあ片手に。 さて、これだけ親近感のある場所と素材を扱った小説が、面白くないわけがない。 とはいえ、細かい点が気になる私は、2点違和感を持ったことも事実。 まず、父親の「フィールド・オブ・ドリームス」の映画評を主人公の娘や周りの人間が大袈裟に褒め称えたりする場面では、筆者の書いた文章なのにこれでは自画自賛じゃないかと妙に冷めてしまった点。 そして、映画ブログを書く決心をしていた父親が母親に「(ギャンブル禁止令の出ていたにもかかわらず)麻雀でボロ負けした」と嘘をついた点。その理由を、「母に話すとなれば、ことのいきさつやインターネットの説明をイチからしなければならない」と面倒ごとを避けるためだと説明しているが、家族にとってはギャンブル&借金へ再転落の方が段違いな面倒ごとだろうに… キネマの神様も「神は細部に宿る」ことをきっと知っていると思うよ、しらんけど。
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会ったことがないおじさん同士の友情物語 映画ひとつであったことなくても繋がれる キネマの神様って本当にいてくれたらいいな
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ゴウちゃんとローズ・バッドの友情に、最後の方は涙が止まらなかった。ゴウちゃんの人柄が現れているまっすぐな文面、心に響くよなあ。ばるたん君が最初に惹かれたのも、よくわかる。 個人的に好きなのは清音ちゃん。 歩が退職のデスク整理をしている時、ある報告書を見つけ、「いや。ください。お...
ゴウちゃんとローズ・バッドの友情に、最後の方は涙が止まらなかった。ゴウちゃんの人柄が現れているまっすぐな文面、心に響くよなあ。ばるたん君が最初に惹かれたのも、よくわかる。 個人的に好きなのは清音ちゃん。 歩が退職のデスク整理をしている時、ある報告書を見つけ、「いや。ください。お願い。だってこれ、歩さんの本心でしょう」と見抜き、シュレッターにかけさせまいと、『書類を全身で抱きしめた』。この描写に、人の想いを敏感に嗅ぎ取り、粗末に扱わず、丁寧に大事に包み込む。そんな彼女の人柄が出ているなと感じた。 国も言葉も違うゴウちゃんとローズ・バッドが、ブログを通してかけがえのない友情を育めたのも、翻訳をしてくれた清音ちゃんの存在があってこそだなと思う。 冒頭に『幕開けとともに一瞬にして観るものを別世界へ連れ出してしまう。名画とはそういうものではないか。』という一節がある。これは小説にも当てはまるなと思っていて、原田マハさんの小説はまさに読者を一瞬でその世界に引き込んでしまう魅力がある。
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