商品レビュー
3.7
180件のお客様レビュー
見ず知らずの他人の死を悼んで放浪の旅を続ける坂築静人、最初はまったく感情移入できず淡々と読んだ。静人が悼む旅に出るきっかけを知って少しは理解できるがやっぱり常軌を逸しているよなぁって感想。 後半に夫を殺した奈義幸世の告白あたりからぐっと入り込むことができた。下巻を読むのが待ち遠し...
見ず知らずの他人の死を悼んで放浪の旅を続ける坂築静人、最初はまったく感情移入できず淡々と読んだ。静人が悼む旅に出るきっかけを知って少しは理解できるがやっぱり常軌を逸しているよなぁって感想。 後半に夫を殺した奈義幸世の告白あたりからぐっと入り込むことができた。下巻を読むのが待ち遠しい。
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宗教的思想なのか?精神の病気なのか?悼む人がなぜそんな事をするのか訳が分からず戸惑ったが、読み進めさせられる力があるお話です。 死への向き合い方を考えさせられる。
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直木賞作品。 死について考え続ける話。だけどしばらくの間は苛立ちのほうが多い、極めて独特な作品。 亡くなった人を悼む。善としか言えないはずの行為なのに、蒔野や倖世と同じく、静人の行動が偽善に感じて苛立つ。 次第に、自分の身近で起こった死にも照らし合わせてしまい、覚えていてくれる...
直木賞作品。 死について考え続ける話。だけどしばらくの間は苛立ちのほうが多い、極めて独特な作品。 亡くなった人を悼む。善としか言えないはずの行為なのに、蒔野や倖世と同じく、静人の行動が偽善に感じて苛立つ。 次第に、自分の身近で起こった死にも照らし合わせてしまい、覚えていてくれるというのが救いになることもある、と思えてしまう。 朔也の独白は、静人への反論のようですごく良かった。改行少なく文字が続く。畳みかけるような圧迫感も見事。
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