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随筆集 一私小説書きの弁 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/04/25 |
JAN | 9784101312835 |
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随筆集 一私小説書きの弁
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商品レビュー
3.4
13件のお客様レビュー
小説以外もとおもい、この随筆集を読んでみたが、まとめられるつもりなく書かれたものが一冊になったのだろう。とくに前半は藤澤清造の生い立ちについて繰り返し出てくるのでちょっと飽きたけど、最終的には高田文夫の解説もあり、それなりにおもしろかった。
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所謂、エッセイとは趣きが異なる雑文集。 西村賢太の藤澤清造への真摯なリスペクトと作品の背景を伺い知ることができる。 その作品タイトルや文体に古めかしい部分があるのは藤澤清造作品からの本歌取りだったのか。 「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」のみ異質だが、これはこれで違う一面が見られて...
所謂、エッセイとは趣きが異なる雑文集。 西村賢太の藤澤清造への真摯なリスペクトと作品の背景を伺い知ることができる。 その作品タイトルや文体に古めかしい部分があるのは藤澤清造作品からの本歌取りだったのか。 「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」のみ異質だが、これはこれで違う一面が見られて面白い。
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作家、西村賢太が自分の小説家としての原点である大正時代の作家、藤澤清造。彼の歿後弟子を自認知る西村氏が綴る『師』への熱い思い。行間からにじみ出るかのような『熱さ』を感じ取っていただければ幸いです。 本書は作家、西村賢太がその原点である師・藤澤清造との出会いから、作品を蒐集するよ...
作家、西村賢太が自分の小説家としての原点である大正時代の作家、藤澤清造。彼の歿後弟子を自認知る西村氏が綴る『師』への熱い思い。行間からにじみ出るかのような『熱さ』を感じ取っていただければ幸いです。 本書は作家、西村賢太がその原点である師・藤澤清造との出会いから、作品を蒐集するようになり、また、自らの一小説家となっていくまでの過程を赤裸々に綴ったものです。いや、僕は西村氏の本を読むまでは藤澤清造という作家のことはまったく知りませんでしたが、西村氏の傾注振りと、いかに彼が藤澤作品によって救われ、全集を刊行しようという苔の一念に似た思いがその文脈からにじみ出てくるようで、読みながらその濃密さにクラクラしそうな思いでございました。 自らのことを『藤澤清造の歿後弟子』と名乗る西村氏の文体から始まって、そのたどってきた人生がこの作品を通して、いかに符合し、西村氏が彼の眠る墓の隣に、彼の字から刻印された自分の墓まで作っていることも、何とはなしに納得したような気がいたしました。現在も西村氏の手元にあるであろう、藤澤清造の原稿は全集としていつ発行されるかは神のみぞ知る、といったところですが、僕にできることは西村氏が編集した藤澤清造の作品を読みつつ、その日を待つことでございます。
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