随筆集 一私小説書きの弁 の商品レビュー
なんのそのどうで死ぬ身のひと踊り 西村賢太は藤澤清造に救われ、 藤澤清造は西村賢太により蘇った。 両氏いずれかのファンじゃなければ面白くないでしょうね。 宮崎誉子が気になった。図書館で借りてみよう。
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小説以外もとおもい、この随筆集を読んでみたが、まとめられるつもりなく書かれたものが一冊になったのだろう。とくに前半は藤澤清造の生い立ちについて繰り返し出てくるのでちょっと飽きたけど、最終的には高田文夫の解説もあり、それなりにおもしろかった。
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所謂、エッセイとは趣きが異なる雑文集。 西村賢太の藤澤清造への真摯なリスペクトと作品の背景を伺い知ることができる。 その作品タイトルや文体に古めかしい部分があるのは藤澤清造作品からの本歌取りだったのか。 「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」のみ異質だが、これはこれで違う一面が見られて...
所謂、エッセイとは趣きが異なる雑文集。 西村賢太の藤澤清造への真摯なリスペクトと作品の背景を伺い知ることができる。 その作品タイトルや文体に古めかしい部分があるのは藤澤清造作品からの本歌取りだったのか。 「侃侃諤諤(かんかんがくがく)」のみ異質だが、これはこれで違う一面が見られて面白い。
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作家、西村賢太が自分の小説家としての原点である大正時代の作家、藤澤清造。彼の歿後弟子を自認知る西村氏が綴る『師』への熱い思い。行間からにじみ出るかのような『熱さ』を感じ取っていただければ幸いです。 本書は作家、西村賢太がその原点である師・藤澤清造との出会いから、作品を蒐集するよ...
作家、西村賢太が自分の小説家としての原点である大正時代の作家、藤澤清造。彼の歿後弟子を自認知る西村氏が綴る『師』への熱い思い。行間からにじみ出るかのような『熱さ』を感じ取っていただければ幸いです。 本書は作家、西村賢太がその原点である師・藤澤清造との出会いから、作品を蒐集するようになり、また、自らの一小説家となっていくまでの過程を赤裸々に綴ったものです。いや、僕は西村氏の本を読むまでは藤澤清造という作家のことはまったく知りませんでしたが、西村氏の傾注振りと、いかに彼が藤澤作品によって救われ、全集を刊行しようという苔の一念に似た思いがその文脈からにじみ出てくるようで、読みながらその濃密さにクラクラしそうな思いでございました。 自らのことを『藤澤清造の歿後弟子』と名乗る西村氏の文体から始まって、そのたどってきた人生がこの作品を通して、いかに符合し、西村氏が彼の眠る墓の隣に、彼の字から刻印された自分の墓まで作っていることも、何とはなしに納得したような気がいたしました。現在も西村氏の手元にあるであろう、藤澤清造の原稿は全集としていつ発行されるかは神のみぞ知る、といったところですが、僕にできることは西村氏が編集した藤澤清造の作品を読みつつ、その日を待つことでございます。
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著者が「歿後弟子」を名乗り、その一生をたどってきた藤澤淸造に対する強い思いが綴られている。西村賢太は、淸造の小説を読んでいたく共感し、狼狽を覚えたというが、私は賢太氏の小説に引き込まれ、狼狽を続けている。
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随筆集。といっても著者が私淑する藤澤清造の紹介文が多い。他の本でも読んできたことが何度も重複される。雑誌や新聞に書いた記事やエッセイをまとめたもの。ファンなら読んで損はない。『侃々諤々』にはちょっと驚いた。こういうものを書けるのかと。
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西村賢太が没後弟子とする大正時代の作家藤澤清造に関する随筆がほとんどの随筆集。話の内容もカブるのが、多いが、小説の中ではろくでなしにしか見えない西村賢太の藤澤清造への思いが、健気に感じられ、可愛いし、ありとあらゆる藤澤清造関連の物を集め、中身の濃い藤澤清造全集を発行しようとする情...
西村賢太が没後弟子とする大正時代の作家藤澤清造に関する随筆がほとんどの随筆集。話の内容もカブるのが、多いが、小説の中ではろくでなしにしか見えない西村賢太の藤澤清造への思いが、健気に感じられ、可愛いし、ありとあらゆる藤澤清造関連の物を集め、中身の濃い藤澤清造全集を発行しようとする情熱はかっこいい。
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個人的にはイマイチ。近代作家の作品も、無知な故にどうにもピント来ない私であるが、この随筆集も例に漏れず、読んでいて何かを感じることがあまりなかった。
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冒頭、端的に「小説は学問ではない」と斬りつけるところから、すでにニンマリ。まったくその通りだと思う。 そうは言っても、藤澤清造について書かれたものをはじめ、ここに集められた批評文には文士としての気位の高さがうかがえ、さすがのクオリティ。 「殆どすがるように生きてきた」という『...
冒頭、端的に「小説は学問ではない」と斬りつけるところから、すでにニンマリ。まったくその通りだと思う。 そうは言っても、藤澤清造について書かれたものをはじめ、ここに集められた批評文には文士としての気位の高さがうかがえ、さすがのクオリティ。 「殆どすがるように生きてきた」という『根津権現裏』への、忠誠心のような、執念のような気持ちが、この人に小説を書かせているのだろう。 それは、保身のために一般的な評価にすり合わせるといった、文学史の迎合からもっとも離れた場所にあるものであり、本質であり、尊いものだ。 随筆集だけど、長たらしくもリズミカルな、言葉の抜けが良い文章は本書でも健在。
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藤澤清造への思いを繰り返し訴える随筆集。無頼そのものでなく無頼に憧れてる感がしてしまうのはなぜだろう。
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