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バタイユと文学空間

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 水声社 |
発売年月日 | 2011/04/02 |
JAN | 9784891768294 |
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バタイユと文学空間
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『文学と悪』のジュネ論や『内的体験』の検討を通して、バタイユの思想における「交流」(communication)のありかたについて考察しています。 全体主義という悪夢が吹き荒れた時代に生きたバタイユは、メッセージを共有することで、自己と他者が直接的な合一に到達することができると...
『文学と悪』のジュネ論や『内的体験』の検討を通して、バタイユの思想における「交流」(communication)のありかたについて考察しています。 全体主義という悪夢が吹き荒れた時代に生きたバタイユは、メッセージを共有することで、自己と他者が直接的な合一に到達することができるという共同体のありようから距離をとろうとしました。そして、エクリチュールの空間において、けっして合一に到達することのない者たちの「交流」に賭けようとします。ブランショがバタイユの思考をたどりつつ『明かしえぬ共同体』で追及したのも、こうした可能性にほかなりません。 バタイユは、「内的体験」が一つの権威となってしまうことへの誘惑をみずから否定します。こうした彼のテクスト・パフォーマンスがめざしているのは、なんらかのメッセージを読者にとどけることではなく、だれかがだれかになにかを伝えようとする欲望の痕跡でした。著者はこうしたバタイユのエクリチュールを、先史時代の人類が洞窟の暗闇のなかでえがいた手形になぞらえています。
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