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短歌ください

穂村弘【著】

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短歌ください

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 メディアファクトリー
発売年月日 2011/03/18
JAN 9784840138642

短歌ください

¥715

商品レビュー

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59件のお客様レビュー

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2023/05/07

なんだか急に短歌なんです(笑) このシリーズは前から読みたいと思っていたもので、どうやらその時がきたようです。 「初心者歓迎」という穂村さんのお言葉に甘えて、構えずに短歌の世界を楽しめました。 若い方たちのハッとすることばの使い方がすてきだったり、全く知らない方の苦しさが自分と...

なんだか急に短歌なんです(笑) このシリーズは前から読みたいと思っていたもので、どうやらその時がきたようです。 「初心者歓迎」という穂村さんのお言葉に甘えて、構えずに短歌の世界を楽しめました。 若い方たちのハッとすることばの使い方がすてきだったり、全く知らない方の苦しさが自分と重なって涙が出そうになったり、たった30字前後の文字の並びなのに不思議です。 「たぶん普段は忘れているんだけど、我々の日常の根底には、生の奇蹟性といったものがあって、短歌というレンズで「今ここ」を拡大したとき、それが一瞬みえることがある。その意外な姿に驚きながら、同時に「やっぱり」と納得するのではないか。」p50 一首ごとにある穂村さんの解説が、短歌の講義を受けているようでとても面白い。 作品と自分とが一対一で放り出される詩歌集と違い(だから苦手なんだよな)、ここでは「ホムラ先生」が付いていてくれるのでなんと心強いことか。私一人ではきっと作品の入口を眺めてすごすご引き返すところ、そこに潜む感覚や情景を驚くほどの感性で拾い出し、そのドアを開けてもっと中へと導いて、そこに広がる景色を見せてくれるのです。 短歌に心を奪われると、日常会話中「あ、いまの5・7・5だわ」とにやけてしまったり、世界のすべてを31文字にしてやりたいと思ったりするものですね。 今月のお題、調子に乗って提出してしまいましたよホムラ先生。

Posted by ブクログ

2023/04/01

短歌くださいの第一弾(2008年5月から2010年10月) 最初は編集部の皆さんから募集したり、穂村さん自身の歌を紹介していたりして初々しさを感じます。 イラスト担当の陣埼草子さんの歌もあります。このころからシラソさんのお名前もあって常連さんの凄さを感じます。お題に対するつぶやき...

短歌くださいの第一弾(2008年5月から2010年10月) 最初は編集部の皆さんから募集したり、穂村さん自身の歌を紹介していたりして初々しさを感じます。 イラスト担当の陣埼草子さんの歌もあります。このころからシラソさんのお名前もあって常連さんの凄さを感じます。お題に対するつぶやきがまた穂村さんらしさ感じて嬉しくなる。 「連載は続きますから、もっとください」トークイベントではまさかこんなに続くとは思わなかったと感慨深げにおっしゃってました。 「時がながれて現実の状況がどう変化しても、恋が消えても、つくったひとが死んでしまっても、歌の煌めきだけは永遠に残る」 「頭痛薬や胃腸薬以外にも、飴玉とか言葉とか眠りとかキスとかビンタが薬になるケースもありますよね」 「私は爪を噛むのが止められないのですが、ひとによっていろいろな癖がありますよね」 掲載されたどの歌も素晴らしいですが、特に気になった歌を抜粋 銀行で暗証番号入れるたび隣の君にゴメンと思う(編集部S) カーナビが「目的地です」というたびに僕らは笑った涙が出るほど(晴家渡) ブティツクのたくさんの服はひらかれてそしてたたまれましたおやすみ(陣埼草子) 深夜2時テレビはザーザー言っている僕の心をニュースにしてる(木下侑介) イカ墨のパスタを皿に盛るように洗面器へと入れる黒髪(麻倉遥) 腕組みをして僕たちは見守った暴れまわる朝の脱水機を(穂村弘) とびだしたクリームパンのクリームを舐めとるくらいの気持ちでいる朝(いさご) きみのくび切り取り線が描かれてた大丈夫だよわたしがまもる(シラソ) 「動物と人間のちがいなんですか?」倫理のテストにすごい嘘書く(ゆり) さよならをしてから大体2時間後 なに話してたか分かり始める(たかだま)

Posted by ブクログ

2020/07/18

愛読雑誌「ダ・ヴィンチ」のお気に入りのコーナーが本になっていたんだ?! 図書館の“ヤング”のところに展示してありました。 え?ヤング専用?…っていぶかしく思ったけれど、若い人にぜひ読んで欲しいということなんでしょうね。 短歌、詳しくないので、現代の有名歌人の名前も知りませんが、...

愛読雑誌「ダ・ヴィンチ」のお気に入りのコーナーが本になっていたんだ?! 図書館の“ヤング”のところに展示してありました。 え?ヤング専用?…っていぶかしく思ったけれど、若い人にぜひ読んで欲しいということなんでしょうね。 短歌、詳しくないので、現代の有名歌人の名前も知りませんが、名もなき人たちの歌、響く。 街で何気なくすれ違った人の、心の中にもこんな感性が、もしかしたら潜んでいるのかもしれないな。 「こわい歌はいい歌」だそう。 幸いなことに、一冊目だった。 続きも読もうと思う。

Posted by ブクログ

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