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ディスコ探偵水曜日(下) 新潮文庫
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ディスコ探偵水曜日(下) 新潮文庫

舞城王太郎【著】

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ディスコ探偵水曜日(下) 新潮文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/02/01
JAN 9784101186368

ディスコ探偵水曜日(下)

¥825

商品レビュー

3.8

27件のお客様レビュー

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2021/02/06

舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』読了。 初の舞城作品だったが、最初は独特の文体に苦戦、しかし100ページも読む頃にはすっかりハマってしまった。リズムさえ掴めば非常に読みやすい。そしてこの作品は何より収集がつかないのではないかと思うほどにあらゆる方向に物語が発散していく。幼い子ど...

舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』読了。 初の舞城作品だったが、最初は独特の文体に苦戦、しかし100ページも読む頃にはすっかりハマってしまった。リズムさえ掴めば非常に読みやすい。そしてこの作品は何より収集がつかないのではないかと思うほどにあらゆる方向に物語が発散していく。幼い子どもに未来の少女が「入ってくる」というSFのような展開を見せたと思えば、中学生の意識だけが抜かれる怪奇事件も起き、そしてパインハウスなる建造物に十数名もの名探偵たちが集い一つの変死事件に対して推理合戦を行う。その全てに振り回されながら、それでも中心に居続ける迷子探し専門の米国人探偵ディスコ・ウェンズデイ。物語は世界や宇宙、心や時間を飛び越えて縦横無尽に踊り狂う。それなのに、読み終わった頃にはその整然と処理され収束しきった神話のような物語にガツンと殴られ、もはや何を感想として残したらいいのかわからない。 初読みでもわかるのはこれが舞城王太郎の集大成だということだ。いくつかの著作の登場人物の名を知っていれば、彼らの名を借りた人物がこの『ディスコ探偵水曜日』にも登場することが判る。同時に、彼らが同一人物ではなくて、この物語が独立していることも判る。だが、ミステリの文脈で文学や人生、世界を描いてきたと思われる舞上の作風はこの作品にて大きな着地点を見出したのではないかと思う。だから、舞城を追ってきた人にはきっと僕以上に堪らなく面白いと感じる描写や展開があるのかもしれない。 この作品は近年、第五の奇書として称され始めた。それは探偵小説三大奇書や第四の奇書『匣の中の失楽』へと続く黒い水脈として受け止められる表現の仕方だが、おそらくそれは違う。この作品は確かに奇書と言っていいほどに「ぶっ飛んでいる」が、それはおそらく第五にしてこれまでとは全く違う次元の「第一の奇書」なのかもしれない。新たな頁を開く長大なスケールの物語として、この物語は位置づけられたのではないか。 しかし、そんなことすらももはやどうでもいい。ただ面白くて最高、そういう小説だった。

Posted by ブクログ

2020/01/31

久しぶりにこの作者の本を読んだけれど相変わらずのスピード感。上・中・下と割と長いのに全くそれを感じさせなかった。沢山のキーワードと大量の文脈があったけれどあまり混乱せずに最後まで読めたな。内容は読んだらわかるというかスケールがでかすぎる話。主人公ディスコも面白い奴だったけど水星C...

久しぶりにこの作者の本を読んだけれど相変わらずのスピード感。上・中・下と割と長いのに全くそれを感じさせなかった。沢山のキーワードと大量の文脈があったけれどあまり混乱せずに最後まで読めたな。内容は読んだらわかるというかスケールがでかすぎる話。主人公ディスコも面白い奴だったけど水星C、お前最高に面白い奴だよ。

Posted by ブクログ

2019/09/14

ストーリーに面白いところもあるんだけどね、何しろSF的なところが分からん、というか理解しようという気持ちになれないのよ。どこらへんまで推理なのか、推理の前提のSF的なところが頭が固くて追いつけないのか。まぁ何にしても分からん。 しかし水星のオールラウンダーっぷりが半端なくて、これ...

ストーリーに面白いところもあるんだけどね、何しろSF的なところが分からん、というか理解しようという気持ちになれないのよ。どこらへんまで推理なのか、推理の前提のSF的なところが頭が固くて追いつけないのか。まぁ何にしても分からん。 しかし水星のオールラウンダーっぷりが半端なくて、これに比べればいちいち言い訳ばかりの水曜日はヘタレでしかなく、水曜日がのび太なら水星はドラえもんであって、そうなるとなぁ、インチキじゃんてなるけどまぁのび太ものび太なりに頑張った。

Posted by ブクログ

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