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顔のない軍隊
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 作品社 |
発売年月日 | 2011/02/05 |
JAN | 9784861823169 |
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顔のない軍隊
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商品レビュー
4.2
6件のお客様レビュー
山間いののんびりとした村の日常に突如割り込んでくる暴力。誰だか皆目わからない相手。自分がいつ標的になるかもしれない恐怖。一向に役に立たない村の組織。軍隊を他のものに置き換えればどこであってもおかしくない話だ。現にこの国でも似たようなことが起きていないだろうか。主人公である語り手の...
山間いののんびりとした村の日常に突如割り込んでくる暴力。誰だか皆目わからない相手。自分がいつ標的になるかもしれない恐怖。一向に役に立たない村の組織。軍隊を他のものに置き換えればどこであってもおかしくない話だ。現にこの国でも似たようなことが起きていないだろうか。主人公である語り手ののんびりとした語り口と語られる内容とのギャップが不条理さを際立たせている。
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のんびりした語り口の中の凄惨な現実。ユーモアもあり、読みだすと止まらなかったが、マルケスの再来は言い過ぎじゃ(笑)文体が美しいとのレビューなので、これは原文を読むべきなのかもしれない。しかし近年西語の本がたくさん翻訳されてうれしいかぎり。
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左派ゲリラ、右派自警団、政府軍などが勢力争いを繰り返すコロンビアの町や村の現実を、ジャーナリストでもある作者が、実話を再構成して描いている。語り手となる70歳の主人公が静かに絶望していく様が、日常のシンプルな言葉でくっきりと描かれていく。南米文学は、ひとつの村を舞台にそれがひとつ...
左派ゲリラ、右派自警団、政府軍などが勢力争いを繰り返すコロンビアの町や村の現実を、ジャーナリストでもある作者が、実話を再構成して描いている。語り手となる70歳の主人公が静かに絶望していく様が、日常のシンプルな言葉でくっきりと描かれていく。南米文学は、ひとつの村を舞台にそれがひとつのかけがえのない世界であることを、そしてそれがどのように滅びていくのかを描くことが得意だなと思った。(今までに、マルケス『百年の孤独』やリョサ『世界終末戦争』など、たまたまそうしたものばかりを読んだだけなのかもしれないけれど。)
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