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チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 中公新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2010/12/20 |
JAN | 9784121020888 |
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チョコレートの世界史
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チョコレートの世界史
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商品レビュー
3.8
56件のお客様レビュー
お菓子の代表格、チョコレートがどのように食べられるようになり普及していったかの歴史を書く。世界的に食べられている赤と白の袋の「キットカット」の誕生や生産体制、宣伝方法などを通して、イギリスを中心とする労働者の働き方にも目をむける。
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私達にも身近なチョコレートは近代化の産物です。特にイギリスの産業革命によってチョコレートはそれまでとは大きく違った意味を持ち始めます。その流れを知れる本書は非常に刺激的です。 また、本記事のタイトルにも書きましたが私達もよく知るキットカットの歴史もこの本では知ることができます。 本書を読めばこうしたチョコ菓子が人気になっていくのもまさに近代化の影響だったということがよくわかります。 私達の身近な生活にも直結するチョコレートの成り立ちを知るのにこの本はとてもおすすめです。前回紹介した『チョコレートの歴史』とセットで読めばさらに理解が深まること間違いなしです。
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『チョコレートの世界史』 マヤやアステカで滋養強壮の薬品として嗜好されていた中南米原産のカカオが、いかにして世界中に普及してココアやチョコレートとして利用されるようになったか。そこには奴隷貿易とキリスト教が大きく絡んでいる。 カカオを発見したスペインやポルトガルは、現地インデ...
『チョコレートの世界史』 マヤやアステカで滋養強壮の薬品として嗜好されていた中南米原産のカカオが、いかにして世界中に普及してココアやチョコレートとして利用されるようになったか。そこには奴隷貿易とキリスト教が大きく絡んでいる。 カカオを発見したスペインやポルトガルは、現地インディオが人口減少するに伴って、アフリカから奴隷を連れてくるようになる。さらにカカオは西アフリカに移植され、大規模なプランテーションで生産されるようになる。後発のオランダやイギリスは、プロテスタント的な戒律から奴隷制を批判し、工業生産へと舵を切っていく。 主に薬品として王侯貴族の嗜好品に使われてきたカカオは、オランダやイギリスにおいて庶民が楽しめる甘味としての普及品となっていく。ココアパウダーからチョコレートへ、バンホーテンやキットカットといったブランドもその流れから誕生していった。 田園都市構想や従業員の福利厚生といった労働者の生活水準を上げることにも熱心だったチョコレート工場の経営者たちは、消費者を増やすことが自らの事業に繋がることを発見する。そしてヨーロッパから世界各国へとチョコレートは輸出されるようになり、日本においても好まれるようになっていった。
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