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チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 中公新書
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チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 中公新書

武田尚子【著】

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チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 中公新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2010/12/20
JAN 9784121020888

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チョコレートの世界史

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商品レビュー

3.8

58件のお客様レビュー

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2025/02/08

チョコレートを通じて、産業革命以降の工場近代化と労働問題の解決、戦争前後のマーケティングの歴史がわかったのは新鮮だった。ただちょっと冗長な印象があり、私の期待したものとは違っていた。そのためこの評価にとどめておく。 前半部分はカカオ豆の3分類は初めて知ったが、その他の部分は中南...

チョコレートを通じて、産業革命以降の工場近代化と労働問題の解決、戦争前後のマーケティングの歴史がわかったのは新鮮だった。ただちょっと冗長な印象があり、私の期待したものとは違っていた。そのためこの評価にとどめておく。 前半部分はカカオ豆の3分類は初めて知ったが、その他の部分は中南米からヨーロッパへの伝播、黒人奴隷の話など他の本で読んだ話が多く、あまり入ってこなかった。聖書にない食べ物だから悪魔化されたというのは当時のあるある。といいながら薬品として(おいしく)食しているというのはいつの時代も変わらぬ人間の性だよな、と感じた。 舞台がイギリスに移ってからの話がこの本の言いたいことなのではないかと思う。私はチョコの話を読みたがったが、ロウントリー社の女性労働者の環境改善の話などがちょっと長い。もちろん黒人奴隷がプランテーションに連れてこられてからの社会的な低階層にいる人達の歴史の話としてつなげることもできるのだろうが、私はそう読む気にはちょっとならなかった。 キットカットのマーケティングも知らない話だった。ただ、 ここもちょっと冗長かな。いっそチョコレートメーカーの栄枯盛衰、M&Aの歴史まで振ってくれたらもう少し関心を惹かれたと思う。

Posted by ブクログ

2024/12/10

チョコレートの原料はカカオ豆です。 中南米では昔から薬として摂取されていたそうです。 それが、ココアとしてヨーロッパに伝わり、チョコレートができました。 キットカットのロウントリー社の歴史が書かれていて、この会社は社員のための学校や住宅街などを作ったりととても誠実な経営をしていた...

チョコレートの原料はカカオ豆です。 中南米では昔から薬として摂取されていたそうです。 それが、ココアとしてヨーロッパに伝わり、チョコレートができました。 キットカットのロウントリー社の歴史が書かれていて、この会社は社員のための学校や住宅街などを作ったりととても誠実な経営をしていたようです。 その誠実さの表れが、キットカットの包装紙に、今は戦時下なので、キットカット本来の原料では作れないけど、できるだけ近い味にしてあります、というような但し書きが書かれていたそうです。 この話を読んで、前よりももっとキットカットが好きになりました。 Have a Break, Have a KitKat!

Posted by ブクログ

2024/10/27

お菓子の代表格、チョコレートがどのように食べられるようになり普及していったかの歴史を書く。世界的に食べられている赤と白の袋の「キットカット」の誕生や生産体制、宣伝方法などを通して、イギリスを中心とする労働者の働き方にも目をむける。

Posted by ブクログ