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もえない Incombustibles 角川文庫
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もえない Incombustibles 角川文庫

森博嗣【著】

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もえない Incombustibles 角川文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店/角川グループパブリッシング
発売年月日 2010/12/24
JAN 9784043891023

もえない

¥220

商品レビュー

3.3

51件のお客様レビュー

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2022/04/06

僕の、常に“ぼんやり”してる感じとか周りの人物に対する妙に冷たい感じとかがこの話自体に静かな異様さをもたらしていた。同時に、僕をとりまく人物たち(主に姫野)の冷静さや拍子抜けするくらいの地に足ついた現実主義的思考がリアルさを引き出している気がした。終盤の恐怖がすごかった。 読み終...

僕の、常に“ぼんやり”してる感じとか周りの人物に対する妙に冷たい感じとかがこの話自体に静かな異様さをもたらしていた。同時に、僕をとりまく人物たち(主に姫野)の冷静さや拍子抜けするくらいの地に足ついた現実主義的思考がリアルさを引き出している気がした。終盤の恐怖がすごかった。 読み終わってから、姫野と僕の関係性がすごく好きだなと思えた。

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2022/02/02

再読。だいぶ昔に本を読まない時期があったのだが、不意に久しぶりに本を読みたくなって図書館で手に取ったのが本書だった。その時は久しぶりの森博嗣の文章に「懐かしいなぁ」と思いながら読み進めた記憶がある。今回再読してみて思った事と言えば、作中のキャラの口調が他の森博嗣作品よりもだいぶラ...

再読。だいぶ昔に本を読まない時期があったのだが、不意に久しぶりに本を読みたくなって図書館で手に取ったのが本書だった。その時は久しぶりの森博嗣の文章に「懐かしいなぁ」と思いながら読み進めた記憶がある。今回再読してみて思った事と言えば、作中のキャラの口調が他の森博嗣作品よりもだいぶライトな印象を受けたことだ。設定が高校生だからなのもあるのだろうけれど、青春ミステリということもあってそうなったのだろうとは思う。内容としてはいつもの森博嗣ミステリ。単発作品なので軽く読める。それでも森博嗣らしさという雰囲気が感じられる一冊だった。

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2021/08/16

ミステリーだけど、そこまで濃くはなく。 曖昧な主人公の周りで曖昧なまま流れる。 脇役やキーパーソンになりそうなひとが主軸。 曖昧さが鮮明になる時の、僅かな数ページの焦燥感の羅列が、 誰しも身に覚えがありそうな感覚で、主人公と共にざわざわとさせられる。 謎解きはまた曖昧なまま。 ...

ミステリーだけど、そこまで濃くはなく。 曖昧な主人公の周りで曖昧なまま流れる。 脇役やキーパーソンになりそうなひとが主軸。 曖昧さが鮮明になる時の、僅かな数ページの焦燥感の羅列が、 誰しも身に覚えがありそうな感覚で、主人公と共にざわざわとさせられる。 謎解きはまた曖昧なまま。 読後勝手に正解の分からない謎解きをしてしまう。 読了しても脳は掴まれたまま。 森博嗣さんの作品は死を扱うものなのに、 私の心を痛める種類の表現や背景は無く、 深く落ち込んだりこもってしまうことの無い、 どこか乾いた爽やかなところがある。とおもう。

Posted by ブクログ