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ハーモニー ハヤカワ文庫JA
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ハーモニー ハヤカワ文庫JA

伊藤計劃【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2010/12/15
JAN 9784150310196

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商品レビュー

4.3

661件のお客様レビュー

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2022/04/01

すごい

SFだけど、いつか現代社会に起きてもおかしくないんじゃないかと思えるほどの世界観。 ミァハの信念の曲げなさはすごいが、少女から変わらない意思を持ち続けていることは、ちょっと怖いことでもあるとも思った。

みな

2024/08/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 私はこの本を読んだ、が、物語を受け入れられなかった。どうしてだろうか。この物語の中で世界は見せかけの優しさと倫理に支配されている。絶対的な健康を強制され、全てが管理される社会。そんな社会の中で主人公が感じている閉塞感が私にとって他人事には思えないからだろう。誰も傷つけないように、自分も傷つかないようにと他人との深い関わりを拒み、全てを薄いオブラートで包み始めている。私達の社会が迎える結末も案外この本と同じなのかもしれない。それが良いことなのか悪いことなのか、まだ私には判断がつかないけれど。

Posted by ブクログ

2024/07/08

何回目かの再読 初めて読んだ時はトァンのミァハへの傾倒や執着心、3人の少女たちの死にたがりの心にひっそりと共感して読んでいた気がする あとミァハの語りにもちゃんと魅了されていた 改めて読むとあの子達はどんな社会で生きようとも死にたがりのこころ、希死念慮ってやつを持ったのではないか...

何回目かの再読 初めて読んだ時はトァンのミァハへの傾倒や執着心、3人の少女たちの死にたがりの心にひっそりと共感して読んでいた気がする あとミァハの語りにもちゃんと魅了されていた 改めて読むとあの子達はどんな社会で生きようとも死にたがりのこころ、希死念慮ってやつを持ったのではないかと思えてきた ミァハは死にたがってたけどひとりで毒ガスを作って孤独なテロリストとしてひとりで死のうとはしなかった、友だちや同志を欲していたのだから、そこから生きることへシフトする可能性だってあったのではないか いや、そうなるかも知れない心もまるごと全てを、彼女は唾棄していたのかも知れないけど… トァンはミァハへの執着心と後悔と、諦念をいっぱいにして生きてきて、今度こそ一緒に死ぬのかと思ったけど、あの選択は一緒に死ぬよりもミァハの想いを汲んで殉じたのだと感じている すごく好きな結末の物語 とは言え、以前は『虐殺機関』派か『ハーモニー』派かと聞かれたら後者だったのが現在は拮抗しています トァンは実はすごく図太いし自分のやりたいことを終始やり遂げていたように読める いっぽう『虐殺機関』のトラヴィスの悲しさやいたいけさに寄り添いたい気持ちが沸いてきた だから今はどちらも愛おしい物語になりました あと、自分が健康不安を感じる年代になると、優れた医療システムが心から羨ましくなってしまう 身体のしんどさから解放されるならこの世界を心から幸福をもって受け入れてしまうだろう 以前はそんなこと思いもしなかった あと伊藤計劃さんの“女性の一人称”が上手すぎるのが改めて素晴らしい 男性の作家さんで時折いらっしゃる、女性の視点の一人称が女性読者から見てとても好ましい作家さんは、他にも 冲方丁さん/『マルドゥック・スクランブル』や『月と日の后』や 北村薫さん/『空飛ぶ馬』『スキップ』などが思い浮かぶけど、伊藤氏もほんとに素晴らしい だから、もっと、色んなお話を書いて頂きたかった ところで、女性の作家さんが書く男性の一人称の、男性読者から見て巧みな作品ってあるんだろうか 高村薫さんや栗本薫さんなどだろうか

Posted by ブクログ

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