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トヨタvs現代 トヨタがGMになる前に
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | ユナイテッドブックス/阪急コミュニケーションズ |
| 発売年月日 | 2010/12/03 |
| JAN | 9784484103167 |
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トヨタvs現代
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商品レビュー
2.8
4件のお客様レビュー
現代自動車の強みをトヨタを鏡にして分析する。 現代は急速に品質を上げ、それでいてそこそこの値段で売ってくるのが脅威。 広く知られたことであるが、ここでもコストと品質が商品の競争力をおおかた決めてしまう。 環境対応など先進技術のレベルもあるだろうが、この2大要素よりはややインパク...
現代自動車の強みをトヨタを鏡にして分析する。 現代は急速に品質を上げ、それでいてそこそこの値段で売ってくるのが脅威。 広く知られたことであるが、ここでもコストと品質が商品の競争力をおおかた決めてしまう。 環境対応など先進技術のレベルもあるだろうが、この2大要素よりはややインパクトが小さいように感じた。
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Factをいろいろ集めてくれたという価値はあるが、分析は表面的で新しい視点はなかった。現代モビスの解説は面白かった。
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「2011年5月のアメリカ自動車販売で初めて現代グループがトヨタを超えた可能性がある」とAol.autosが伝えた。日本メーカーは東日本大震災の影響で生産に支障をきたしていたが、このニュースからこの本のタイトルが頭に浮かんだ。 最近の現代の勢いは凄まじい。北米での好調もそうだが、...
「2011年5月のアメリカ自動車販売で初めて現代グループがトヨタを超えた可能性がある」とAol.autosが伝えた。日本メーカーは東日本大震災の影響で生産に支障をきたしていたが、このニュースからこの本のタイトルが頭に浮かんだ。 最近の現代の勢いは凄まじい。北米での好調もそうだが、インドではマルチスズキに次ぎ、中国でも地の利を活かした戦略でVW、GMと争っている。 現代の創立は1967年で、その伸びは凄まじく、01年から09年で海外生産は19倍にも伸びており、最近でもインド、中国、スロバキアの新興国では30%以上の伸びを維持している。 その勢いはリーマンショック以降各社がシェアを落とす中でも止まらない。この成功の要因は以下の3つに要約される。 ・海外展開の成功 ・品質の向上 ・現代生産方式の開発 海外は全てのリージョンでシェアを伸ばしており、北米はリーマンショックで市場の購買意欲が落ちている時に「アシュアランスプログラム=失業でローンが払えなくなった場合、残価との差額のうち7500ドルを保障する」という大博打が当たり、またウォン安が更に利益を押し上げた。中国は政府の1600CC以下の優遇策に体して小型車のラインナップが充実していたこと、インドでも小型車の充実と現地化モデルが受け入れられた。また足元の韓国では、ヒュンダイ・キアで国内シェアの80%を握っている。 品質では北米や欧州のカーオブザイヤーを獲得するまでに向上している。その要因として、トップダウンでの厳しい品質向上への取り組みが挙げられる。品質に問題が生じれば早朝から会長をリーダーとした品質委員会が開催され、トップからの要求に応えられない責任者は解雇されることもある。過去に会長視察時に生産車のボンネットを開けられなかった工場長が左遷された例もある。 現代生産方式はモジュール方式で、ITも駆使して、全ての生産タイミングを同期させている。この実現には、モジュールを納入する現代モビスの存在が大きい。モジュール方式は部品のブラックボックス化が進み、部品企業のコントロールが出来なくなる恐れがあり、日本では進んでいない。現代モビスは韓国最大かつ技術的にもリードしているティアワン企業で、現代本体との繋がりが非常に強い為に可能となっている。それにより消費者の多様な需要に応え、物流業の効率化が図れる。 現代は今全ての歯車が上手く回っているように思え、それは強かな計画の上に成り立っている。環境対応車での遅れは指摘されているところではあるが、関連企業を巻き込んでの開発加速により、今後どのような製品を早期に投入してくるか注目すべきである。 本書の半分はトヨタの分析であり、ニュースで報道されている域を超える情報は少なく、また全体的に客観的な裏付けに乏しい印象がある。ただ、現在勢いのある現代という会社を分析している本としては貴重な一冊と言えるだろう。
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