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むこうがわのあのこ
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むこうがわのあのこ

ジャクリーンウッドソン【文】, E.B.ルイス【絵】, さくまゆみこ【訳】

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むこうがわのあのこ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光村教育図書
発売年月日 2010/11/25
JAN 9784895728188

むこうがわのあのこ

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商品レビュー

4.1

10件のお客様レビュー

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2023/02/16

〝その夏、町を仕切る柵が、いつもより大きく見えた。私たちは、柵のこっち側に住んでいた。柵の向こう側には、白い人たちが住んでいた。「向こう側に行ってはだめよ。危険ですからね」ママは、そう言っていた〟・・・その夏、女の子がひとり、柵の処にやってきた。 やがて、二人の少女は言葉を交わす...

〝その夏、町を仕切る柵が、いつもより大きく見えた。私たちは、柵のこっち側に住んでいた。柵の向こう側には、白い人たちが住んでいた。「向こう側に行ってはだめよ。危険ですからね」ママは、そう言っていた〟・・・その夏、女の子がひとり、柵の処にやってきた。 やがて、二人の少女は言葉を交わすようになり…。人種の壁を乗り越えて友情が芽生える、アメリカの児童文学作家ジャクリ-ン・ウッドソンの心打つ和みの絵本の再読。

Posted by ブクログ

2022/11/18

ひまわりの眩しい、夏の牧歌的風景において、ごく自然に佇んでいるかに見える、その柵は、人種が異なることにより、安全を確保する目的で、仕切られているという。 しかし、本当に危険だと思うならば、いっそのこと、向こう側が何も見えないくらいの、厳重な厚い壁でも張り巡らせればいいとも思うが...

ひまわりの眩しい、夏の牧歌的風景において、ごく自然に佇んでいるかに見える、その柵は、人種が異なることにより、安全を確保する目的で、仕切られているという。 しかし、本当に危険だと思うならば、いっそのこと、向こう側が何も見えないくらいの、厳重な厚い壁でも張り巡らせればいいとも思うが、そうしないのは、おそらく、どこかでそうしたくない願いというものもあるのだと、私は感じております。 『この うえに のぼると いい きぶんなの。 ずっと とおくまで みえるよ』 『こういう さくは、こしかけるために あるのよ』 本書の原題である、「THE OTHER SIDE」には、『向こう側』という意味の他に、『逆の見方』という意味もあり、柵に登ってずっと遠くまで見えるというのは、もっと世界を広い視点で見ようよといった、メッセージにも感じられて、それを子供たちに考えさせるような展開も、大人とはまた違った柔軟な思考法を教えてくれて良いと思います。 そして、その柵がお互いの世界を狭めさせたのなら、そこに登って更なる広い世界を見ればいいといった、正に逆転の発想には、私自身の人生に於ける、新たな物の見方を教えられた気がしましたし、日本人にとって馴染みの薄い、多様な人種が隣り合わせで生活する社会を、絵本で知ることのできる、手軽ながらも意義深い、こうした機会をこれからも大切にしていこうと思いました。

Posted by ブクログ

2022/06/27

「こんな ふるい さく、  そのうち だれかが きて とりこわすよね アニーが いった 肌の色の違いで人を分けることって、できっこない。そんな切なる思いが伝わってくる。(6分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #ジャクリーンウッッドソン #EBルイス #さくまゆみこ #光村...

「こんな ふるい さく、  そのうち だれかが きて とりこわすよね アニーが いった 肌の色の違いで人を分けることって、できっこない。そんな切なる思いが伝わってくる。(6分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #ジャクリーンウッッドソン #EBルイス #さくまゆみこ #光村教育図書

Posted by ブクログ