- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
- 1225-03-08
さよなら渓谷 新潮文庫
定価 ¥539
220円 定価より319円(59%)おトク
獲得ポイント2P
残り1点 ご注文はお早めに
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品【送料無料】
店舗受取なら1点でも送料無料!
店着予定:12/9(火)~12/14(日)
店舗到着予定:12/9(火)~12/14(日)
店舗受取目安:12/9(火)~12/14(日)
店舗到着予定
12/9(火)~12/14
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
12/9(火)~12/14(日)
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 2010/11/27 |
| JAN | 9784101287546 |

店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
12/9(火)~12/14(日)
- 書籍
- 文庫
さよなら渓谷
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
さよなら渓谷
¥220
残り1点
ご注文はお早めに
商品レビュー
3.7
225件のお客様レビュー
吉田修一さんの作品をいくつか読んできました。 文学賞受賞作から、いまなお話題の『国宝』まで、どの作品も高い評価と人気です。 その中でも『さよなら渓谷』は、読後に残る余韻の深さで、他の作品を大きく引き離します。 一人の若い女性の人生を潰してしまったのは、未熟な男たちだった。 同じ...
吉田修一さんの作品をいくつか読んできました。 文学賞受賞作から、いまなお話題の『国宝』まで、どの作品も高い評価と人気です。 その中でも『さよなら渓谷』は、読後に残る余韻の深さで、他の作品を大きく引き離します。 一人の若い女性の人生を潰してしまったのは、未熟な男たちだった。 同じ事件を見つめていても、男女では“罪の深さ”の受け取り方がまるで違う。罪の輪郭が、男女では異なる形に浮かび上がるのだ。 その象徴が、作中の女性記者と男性記者のやり取りにある。女性が抱く想像通りの答えを、男はあっさりと持っている。 この見え方の差そのものを小説として 誰にとってどれほどの罪なのかという問いを、読者へ突きつける。 そして、その“異なる輪郭の罪”をすべて受け止め、償いという名の不幸を背負い続けるのが主人公だ。 読後、言葉にしにくい余韻が心地よい。 みんみん♪ 読んだよー美味しくいただきました(*☻-☻*)
Posted by 
幼児殺害事件から始まる物語は、自然な流れで隣の夫婦の話しに進む。性犯罪という過去を背景に繋がっている奇妙な男女を男性記者の視点で描かれる作品。 被害者と加害者の息遣いや空気感が映画のように感じ取れる文章。傑作だ。 「幸せになれそうだった。」と述べた加害者男性。「幸せになっては...
幼児殺害事件から始まる物語は、自然な流れで隣の夫婦の話しに進む。性犯罪という過去を背景に繋がっている奇妙な男女を男性記者の視点で描かれる作品。 被害者と加害者の息遣いや空気感が映画のように感じ取れる文章。傑作だ。 「幸せになれそうだった。」と述べた加害者男性。「幸せになってはいけない。」と話す被害者女性。幸せを拒むのは、事件が想起させる罪悪感なのか、復讐か。被害者女性の心情があまり語られていない事も作品を深化させているように思う。 性犯罪はあってはならないけど、事件の後、被害者である女性が生きにくく、不幸せになった経緯や、加害者である男性が許されそうになっていた日本社会の雰囲気はなんとなく理解出来る。著書からはそんな情況も問題提起されているようだった。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ある渓谷で起きた幼児殺害事件をきっかけに、マスコミが容疑者の母親に殺到する中、週刊誌記者が、容疑者の隣家に住む夫婦の過去に注目します。 15年前のレイプ事件の加害者と被害者であるその夫婦は、なぜか共に暮らしていた。 事件の真相が明らかになるにつれて、被害者と加害者、そして周囲の人々の間に潜む「業」や「罪」と「償い」が描かれていきます。 感想がとても難しい… 冒頭で自分の子を殺したと言う事件で始まり、てっきり真犯人は誰か? そんな話かと思いきやストーリーは隣の夫婦って⁈ この流れが素晴らしいです。 週刊誌の記者、隣家の夫の視点で話が切り替わるのだけど、この夫は大学時代に野球部員で集団レイプ事件で逮捕された過去を持つ男だった 過去を調べる記者、男の過去の回想が絶妙に切り替わる。そして何故加害者と被害者が夫婦同然に暮らしているのか? 235ページの作品が濃すぎる! 作品を通して終始男目線の内容だとは感じる 被害女性に対する本音がこれでもかと出てくるのはかなり胸くそ悪い。 この作品は読者が男女で受け取り方が違うと思う。 他の方のレビューがとても気になる作品でした。
Posted by 