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語る禅僧 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/11/10 |
JAN | 9784480427588 |
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語る禅僧
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商品レビュー
4.4
9件のお客様レビュー
まず、目次をじっくりと読みました。いかにも仏教という語句、また、これで何を語るのか?という語句。 いろいろと並んでいます。その雑多な感じは戸惑いを覚えるほど。 全編を読み終えて、目次を読み返した時、全てが心の奥にまでしっくりと降りてきました。 何故にか如何にか 生と死と生死 し...
まず、目次をじっくりと読みました。いかにも仏教という語句、また、これで何を語るのか?という語句。 いろいろと並んでいます。その雑多な感じは戸惑いを覚えるほど。 全編を読み終えて、目次を読み返した時、全てが心の奥にまでしっくりと降りてきました。 何故にか如何にか 生と死と生死 しょうがないなあ 言い換えてみよう などなど 挙げてしまうと他はどうなの?と言われそう。 全ての語句が訴えるものがあって、そこにありました。 アメリカ安居体験記も含め、 全てが、禅 と言うよりも、仏教への登り口、 多様な道筋を示してくれているように読みました。 他の著書の中で、お父様との会話が書かれて、その内容に頷きながら、素敵だと思っていましたが、この度示されたお祖父様との関わりは、衝撃を受けながら頷き、そして、考え込みました。 いつでも迷った時には、どこでも開けばヒントを貰えるように思いました。 本棚に入れずに横に置くことにします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
南直哉先生の最初期の一般向けのエッセイにアメリカ滞在記を組み合わせたもの。 エッセイと言えど、そこには南先生の思想が十二分に詰まっており、ほぼすべてのページに胸を打つ言葉がある。 あとがきで語られているように、本書はその後の著作や思想の原型になる物であり、時々戻るものである位置づけの本との事。 その言葉通り。何度も何度も読み返したくなる本である。老年に至るまで持っておきたいと思える非常に示唆に富む良い本であった。
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「他者との関係の中で織り出されてくる社会的な役割としての「私」、それを「私」として口に出して言い、その言葉に意味を感じているというそのことーここに生じているズレ、このズレが引き起こす「今の私は本当の私ではない」という疼痛のごとき苛立ちに耐えて行くこと、それが私がいるということであ...
「他者との関係の中で織り出されてくる社会的な役割としての「私」、それを「私」として口に出して言い、その言葉に意味を感じているというそのことーここに生じているズレ、このズレが引き起こす「今の私は本当の私ではない」という疼痛のごとき苛立ちに耐えて行くこと、それが私がいるということである。大事なのはズレをなくすことではない。そうではなく、ズレの調節である。ズレると言う事実が教える「私」の無根拠さを覚悟して、それが成り立つ条件を明瞭に見極め、しかる後に他者との関係から次の「私」をもう一度手作りしていくこと、この反復によって自己という振る舞いを充実し続ける事、それが自己をならって自己を忘れることである。あえて言うなら「成仏」する道はこれ以外にない。」214-215p
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