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ツリーハウス

角田光代【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/10/15
JAN 9784163289502

ツリーハウス

¥220

商品レビュー

4

185件のお客様レビュー

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2024/08/25

ドラマチックな展開を期待した訳ではありませんが、「逃げること」を人生に取り入れた家族の時に退屈な日常の連続に、ぶつ切りで読み進めたこともあり、直後にたいした感想は持てませんでした しかし。 後に何気なくドライブしていると「ああ、もしかしたら今の時代ってツリーハウス的なのかも」...

ドラマチックな展開を期待した訳ではありませんが、「逃げること」を人生に取り入れた家族の時に退屈な日常の連続に、ぶつ切りで読み進めたこともあり、直後にたいした感想は持てませんでした しかし。 後に何気なくドライブしていると「ああ、もしかしたら今の時代ってツリーハウス的なのかも」って感想が込み上げてきました 既成の価値観に身を委ねることができず、「逃げた」ことから来る、次の人生を歩む苦しみ、迷い そしてそれを、排除しない家族の繋がり “若い”という可能性がなくなりつつある自分の人生を振り返り、不安になることはあるのです そういう時には「昔、ヤエさんと話したことあるんだけどさ」って、翡翠飯店を訪ねることにしようって思いました✨

Posted by ブクログ

2022/09/26

祖父母、父母、自分たちに続く3世代の壮大な物語。祖父の死をきっかけに自分や家族、家のルーツについて考える。一般的に普通と言われる生き方を誰もしてなくて、それでも許容してくれる家族。 読み進めると、親として、子として、様々な立場で考えさせられ、安易に多種多様の生き方が正しいとも言え...

祖父母、父母、自分たちに続く3世代の壮大な物語。祖父の死をきっかけに自分や家族、家のルーツについて考える。一般的に普通と言われる生き方を誰もしてなくて、それでも許容してくれる家族。 読み進めると、親として、子として、様々な立場で考えさせられ、安易に多種多様の生き方が正しいとも言えなくて。良くも悪くも感情が揺さぶられた作品。

Posted by ブクログ

2022/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2022.3.30読了 三世代に渡るクロニクルということで、登場人物が多く、今誰の話を読んでいるのかわからなくなり、家系図を書いて読んだ。 祖母の、逃げることしか教えられなかったという言葉が刺さる。 逃げる人、逃げられなかった人、それぞれがどちらにしても苦しみ、それでも家族は生きて血を繋いでいく。 この作品では、満州からの引き揚げについて触れられているが、その部分を読むのが自分には一番辛かった。 今改めて、戦争に対しての警鐘として本作を振り返る。

Posted by ブクログ

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