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また会う日まで 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2010/10/01 |
JAN | 9784309410418 |
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また会う日まで
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商品レビュー
3.2
27件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分の5日間の東京滞在中に読んだ本。柴崎さんの文って修飾語が多くて、会話がトントン進むというよりは、その間のちょっとした心の動きから眼に映る光景まで、ものすごい情報量。なので、入り込むと情景が鮮明に浮かんできます。大きなことが起こるでもなく、なんてことなく日々が描かれているのが好き。でも、考え直すと結構起きえない内容だよなぁとも思ったり。P.114の「あっ、今だ、と思ったその瞬間っていうのはほんとうにその一瞬しかなくて、〜」からの文が好き。写真に残せるのって素敵だけど、眼に、記憶に、焼き付けることも大事。
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誰かに対するはっきりしない感情とか関係性ってあるよなあ、と思った。 自分だと上手く言い表せないいろんな微妙なことを柴崎さんが綺麗に言語化してくれて、読み進めながらずっとそれな、それな、と思った。 にしても結婚前なのに女の子と会いすぎでしょ鳴海くん。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高校生の頃に同級生と「セ」(ックス)の一文字すら喋れなかった私とは、そもそもクラスタが異なる。 というやっかみはさておき。 不思議な読後感。 何が起きたわけでもない、ただカメラアイとして存在するだけの「私」が、なぜか引っ張りだこ。 具体的にはみんな彼女に「自分の部屋へおいで」と声をかけてくるのだ。 最終的にはいわゆる「ゆきずり」へと。 (宿泊場所を変えられない自分とはまた、クラスタ違い。) この図式的な感じは『春の庭』でも気づいたが、それがいったい何を示すのかは、やはりわからない。 「セックスフレンド」云々のエピソードはなぜか心に残っており、それを確かめるように動く。 つまり《過去の記憶に触ろうと》している。 この感覚を描くために、この中編はできたのではないだろうか。
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