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ゼラニウム 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2010/09/25 |
JAN | 9784122053656 |
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商品レビュー
4
9件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ゼラニウム 堀江敏幸 女にまつわる6篇の短編集 水道橋のある街で事故にあった友達に花を手向けに訪れる「薔薇のある墓地」 梶井基次郎「桜の木の下には屍体が埋まっている!」をモチーフにした「さくらんぼのある家」 が印象に残った。他「砂の森」「アメリカの晩餐」「ゼラニウム」「梟の館」 個性的であったり、艶めかしく謎めいた女達と私の物語。
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堀江敏幸の短編集。本のタイトルと同名のゼラニウムという話は、アパートに住む老婦人と若者との軽妙なやりとりがおもしろい。個人的には背景が外国より日本の方が好きなんですけどね。
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水道橋のある街で事故に遭った女ともだち。 主人のいない部屋で晩餐に腕をふるう料理人。 排水管の水漏れ解決に奮闘する下宿人の私―。 異国に暮らした男と個性的で印象深い女たちの物語。 ほのかな官能とユーモアを湛えた珠玉の短篇集。 全六編の堀江敏幸さんの短編集。 個人的には当たりです。 こういう作品凄く好きです。 普段の生活の延長線上にある様でないような。 ある意味リアリティが強くてある意味物語と言うフィクションの世界でもあって、こういうのが味わえる作品はあまり出会っていないので読めて嬉しいです。 六編中ほとんどがフランスが舞台に描かれています。 メタファーが多くちりばめられていて、語り手の心的描写がなかなか面白い。コロコロ変わる様な思惑は自分でもしているかもしれない。 薔薇のある墓地 運び屋をやっている語り手が自分を仕事を頼んだばかりに同僚でもある女友達がバイク事故で無くなってしまう話。 情景描写が美しい。途中で出てくるアルクィユの橋と言う物語が一層抒情的な世界に引きこんでくれているように思う。 さくらんぼのある家 倦怠期中の倦怠期の最中結婚をした友達夫婦の奥さんの家に泊りに行く話。 ちょっとホラー要素がある。旦那が作ってたオブジェ。 最後のシーンがなぜだかゾクゾクする。ぬめらかな美しい手が闇夜に照らされてものいわぬくらげになる。こういう比喩が素晴らしいと思った。 砂の森 知り合いのベアトリスの試験に付き添ってその間町をうろうろして、夕方ベアトリスが生活をしていた森に行く話。 船上の本屋さんが出てくるのだけども、すっごく行ってみたい。 この物語も比喩表現が素晴らしいと思う。 アメリカの晩餐 胡散臭い映像企画会社の会食の通訳みたいな仕事を引き受ける話。 プロディーサーが持っている接待用のアパルトマンで会食が行われ、そこに居るアジア人の女料理人の料理が美味しいとかなんとか。 会食は無事終わって、プロディーサーに呼び出されて再度そのアパルトマンへ行くのだけども約束をすっぽかされる。そこでその料理人と一緒に食事をしようと持ちかける。 終盤のやりとりが最高に素敵。ああいう雰囲気ってロマンチシズムがあると思う。 ゼラニウム 今月ついていない語り手が、自宅アパートの配水管のつまりに奮闘する話。 ホントはた迷惑な話だなぁと思う。 同じアパートに住んでいる冗談のような台詞で一気にファンタジー要素が強くなる。 梟の館 道を歩いているとフランス人女性に話しかけられて、仲良くなって下宿している外国人ばかりの下宿のお話。 同居人のイタリア人スチュワーデスでスタイルが抜群で馬面ってのは笑った。 さらにキンカドー、バンザーイ、キンカドー、サイコーでさらに笑った。 こんなファンキーな暮らししてたら飽きなそうだ。 六編とも話の締め方が凄く好きです。 六編の中でも、表題作のゼラニウムとアメリカの晩餐が好き。 また時間が出来たらぜひ再読したい。
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