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半分のぼった黄色い太陽
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
| 発売年月日 | 2010/08/30 |
| JAN | 9784309205519 |
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半分のぼった黄色い太陽
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商品レビュー
4.4
19件のお客様レビュー
放送大学の授業で紹介されていた本。 よし読もうと思って図書館に取り寄せてとりに行ったらむちゃくちゃ分厚くてたじろぐ。 こんなに長い話は人生で2冊か3冊読んだくらい。 日本にいる私は西洋の価値観に浸っている黄色人種というよく考えたら、いやよく考えなくても奇妙な立ち位置。 違う価値...
放送大学の授業で紹介されていた本。 よし読もうと思って図書館に取り寄せてとりに行ったらむちゃくちゃ分厚くてたじろぐ。 こんなに長い話は人生で2冊か3冊読んだくらい。 日本にいる私は西洋の価値観に浸っている黄色人種というよく考えたら、いやよく考えなくても奇妙な立ち位置。 違う価値観に触れたいと思って、アフリカ文学のコチラを読んだわけで、確かにこんなに誇り高い黒人の話は今まで触れたことがなかったので新鮮。 偶然、この本の前に再読した「春になったら苺を〜」に誇り高きナイジェリア人が出てきて、このエッセイの中ではうっすらと、ど田舎のアフリカ人のくせにプライド高すぎてわら、みたいな感じに持ってってる感がなきにしもあらずだったけど、この本を読めばそれはそうだろうなと腑に落ちたのが収穫。 西欧の価値観とは違うものをみたい、と私は最初に書いたけど、欧米の植民地だった国の上級国民に西洋っぽさを感じないのは難しいかもしれない。 しかも作者はアメリカの大学を出ている。 とはいえ、踏みつけられた側の憤りももちろん持っている。 それがざっくりアフリカの今の価値観を作っている。 それにしても一番何者感を感じたのはウグウのおばさん。 ウグウを上流階級宅にねじ込み学校まで行かせてもらってほぼ家族みたいな扱いをしてくれる(いわゆる使用人をこういうふうに扱うのはアフリカの価値観?西洋なのか、オデニボの人柄なのか)ように段取った。 ウグウはご主人様よりこのおばさんに感謝すべき。 他にも色々な世界の文学を読む予定。 ワクワクしかない。 しかし分厚い本を読むのが身体的に(手が痛い)キツくなってきたなあと悲しく思う。
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ナイジェリアの内戦ビアフラ戦争を元に書かれたフィクション長編小説。1960年代なんてつい最近のことである。こんな近い過去に世界でこんな事があったのかと驚愕する部分がたくさんあった。フィクションといえどもきっとこんな現実もあったに違いない。戦争の話は心が病むので苦手だけども、こちら...
ナイジェリアの内戦ビアフラ戦争を元に書かれたフィクション長編小説。1960年代なんてつい最近のことである。こんな近い過去に世界でこんな事があったのかと驚愕する部分がたくさんあった。フィクションといえどもきっとこんな現実もあったに違いない。戦争の話は心が病むので苦手だけども、こちらはラブストーリーが主なのでいくらか読みやすかったかも。 ほんの一部の人たちの欲や富のために始まる戦争は本当に情けない行為だと思う。人をも変えてしまう行為でもあると思う。多くの犠牲を出す前に情けない行為はすぐに止めるべき。人間は何度同じ過ちを犯すのだろうか。と、現世界の状況を世間並みの一般論的な事を考えながら、読み終えた。
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1960年代に起きたナイジェリア内のピアラフ戦争を題材とした作品。タイトルの「半分のぼった黄色い太陽」は旧ビアラフ共和国の国旗の絵柄。 戦争に伴う民族紛争や虐殺の悲惨さを描きながらも、本来的テーマは家族や恋人や姉妹のドラマである。なので戦争部分はファクトベースながらフィクションを...
1960年代に起きたナイジェリア内のピアラフ戦争を題材とした作品。タイトルの「半分のぼった黄色い太陽」は旧ビアラフ共和国の国旗の絵柄。 戦争に伴う民族紛争や虐殺の悲惨さを描きながらも、本来的テーマは家族や恋人や姉妹のドラマである。なので戦争部分はファクトベースながらフィクションを織り交ぜる。後半は生々しい残酷な描写が続くものの、アフリカの独特な文化背景と米国留学経験の長い著者の欧米的感覚が絶妙なバランスとなり、小気味よいリズミカルな文章を生み出している。 日常的な出来事に対する心の脆さと戦争という異常事態のなかでのカイネネやウグウの強さや適応性という矛盾を違和感なく両立させ、人間そのものを巧く捉えている。また、構成を60年代前半と後半を交互に繰り返す4章仕立てとすることで重厚な作品となっている。アフリカ文学界の才能を感じさせる作家である。
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