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笹まくら 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社 |
| 発売年月日 | 1983/01/01 |
| JAN | 9784101169019 |
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笹まくら
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商品レビュー
4.3
54件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
米原万里さんのおススメで読んだ本 読んだ後の「ものすごい小説を読んでしまった」という感想だけ覚えている ストーリーと構成が良かったのだと思う 流れるようなスムーズな場面の切り替え 小説の最後で今まで見えていた景色が逆転するような展開
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とても奇妙な感覚にさせられる。過去と現在を自在に行き来する、そこに倒叙的な書き方が重なる。独特の雰囲気に包まれながら読むことで、作中に入り込んでいく。物語は召集令状がきた青年が徴兵を忌避する判断をして、逃避行を始める。本名をひた隠しにして偽名で架空のキャリアの中、追っ手の存在の恐...
とても奇妙な感覚にさせられる。過去と現在を自在に行き来する、そこに倒叙的な書き方が重なる。独特の雰囲気に包まれながら読むことで、作中に入り込んでいく。物語は召集令状がきた青年が徴兵を忌避する判断をして、逃避行を始める。本名をひた隠しにして偽名で架空のキャリアの中、追っ手の存在の恐怖を感じながら、定宿を持たず地方を転々とする。学生時代に身につけた技術で、ラジオや時計の修理をしながら食い繋いでいく。途中に出会った香具師から習得した砂絵も商売に加え日々生き抜いていく。この逃避行で出会った女性に匿われつつ終戦を迎えるが、この女性とは別れていく。戦後は大学事務員として、戦中の逃避行を隠しつつ、つつましく目立たないように生きているが、徴兵忌避への負い目を抱えている。知人の紹介で結婚もするが、妻となった女性に思わぬ秘密があることを後々知る。この二つの物語、戦中と戦後が、段落の境目をとらずに、突然切り替わる。最初は戸惑うが、このスタイルに慣れてくることで、読者も時間軸を縦横に行き来することで、物語の理解を深めていく。タイトルの笹まくらは、不安な逃避行を象徴している。
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丸谷才一さん初読みですが、認識を新たにし、すごくよかった。徴兵忌避した男の半生を過去と現在をモザイクのようにしたテクニカルな構成。実験的な匂いもするけど、有機的につながっていて、 文章の巧さとともに舌を巻く。併せて小説を中心に買い込んだので折に触れて読んでいきたい。エッセイも面白そうだけど、まずは小説からかな。
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