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ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 偕成社 |
発売年月日 | 1985/12/01 |
JAN | 9784039632500 |
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商品レビュー
4
11件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
秋の夕暮れの無人駅で、2両連結のディゼル列車に乗った。常連客の中に1人乗り込み、うたた寝をする。いつの間にか列車の中は誰もいなくなり、気が付くとネズミが4匹、停まる駅ごとに動物たちが乗り込んでくる。よりあいの議題について話をしている。動物たちに気づかれないように気配をたち聞き耳を立てていると・・・。人間に虐げられている動物たち、人間の身勝手さに憤慨しているものたち。この山奥の路線もお客が少なくなりもうすぐ廃線になるという。森や山を切り開いて作った路線なのに。奥の深い、考えさせられる大人の絵本でした。
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キツネに化かされたのか夢だったのかげんじつだったのか…文章の間に絵のページがあって想像力を掻き立てられる本だった。
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ファンタジーは苦手だけど、この本の非現実はすんなり受け入れられた。そして、ちゃんと面白く感じられた。 もうすぐなくなってしまうローカル線の最終列車。主人公一人になって、ぽつんと乗っていると、次々と色々な動物が乗ってくる。その動物たちの絵の描写は、写実性を保ちながらも、それぞれの個...
ファンタジーは苦手だけど、この本の非現実はすんなり受け入れられた。そして、ちゃんと面白く感じられた。 もうすぐなくなってしまうローカル線の最終列車。主人公一人になって、ぽつんと乗っていると、次々と色々な動物が乗ってくる。その動物たちの絵の描写は、写実性を保ちながらも、それぞれの個のキャラクターの色彩に富み、瞬く間に虚構のお話の中に引き入れられる。 何でも、今日は動物たちの大切な寄合があるらしい。列車内でおしゃべりしている動物たちの話は、人間からしたら肩身の狭くなるものばかりだった。 どうして人間は、地球上でこんなにも人間中心になってしまうんだろう。十分栄えてきたのに、もっともっとと欲をかき、唯我独尊の道をひた走り続ける。それが当たり前になりすぎてしまっていて、動物たちの話はどれも心に刺さる。 まだ年齢が小さいうちに一度は読んでおきたい素敵な一冊だと思った。
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