ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
秋の夕暮れの無人駅で、2両連結のディゼル列車に乗った。常連客の中に1人乗り込み、うたた寝をする。いつの間にか列車の中は誰もいなくなり、気が付くとネズミが4匹、停まる駅ごとに動物たちが乗り込んでくる。よりあいの議題について話をしている。動物たちに気づかれないように気配をたち聞き耳を立てていると・・・。人間に虐げられている動物たち、人間の身勝手さに憤慨しているものたち。この山奥の路線もお客が少なくなりもうすぐ廃線になるという。森や山を切り開いて作った路線なのに。奥の深い、考えさせられる大人の絵本でした。
Posted by
キツネに化かされたのか夢だったのかげんじつだったのか…文章の間に絵のページがあって想像力を掻き立てられる本だった。
Posted by
ファンタジーは苦手だけど、この本の非現実はすんなり受け入れられた。そして、ちゃんと面白く感じられた。 もうすぐなくなってしまうローカル線の最終列車。主人公一人になって、ぽつんと乗っていると、次々と色々な動物が乗ってくる。その動物たちの絵の描写は、写実性を保ちながらも、それぞれの個...
ファンタジーは苦手だけど、この本の非現実はすんなり受け入れられた。そして、ちゃんと面白く感じられた。 もうすぐなくなってしまうローカル線の最終列車。主人公一人になって、ぽつんと乗っていると、次々と色々な動物が乗ってくる。その動物たちの絵の描写は、写実性を保ちながらも、それぞれの個のキャラクターの色彩に富み、瞬く間に虚構のお話の中に引き入れられる。 何でも、今日は動物たちの大切な寄合があるらしい。列車内でおしゃべりしている動物たちの話は、人間からしたら肩身の狭くなるものばかりだった。 どうして人間は、地球上でこんなにも人間中心になってしまうんだろう。十分栄えてきたのに、もっともっとと欲をかき、唯我独尊の道をひた走り続ける。それが当たり前になりすぎてしまっていて、動物たちの話はどれも心に刺さる。 まだ年齢が小さいうちに一度は読んでおきたい素敵な一冊だと思った。
Posted by
Posted by
夏なのでこわい本を探したら出てきたので読んでみた 霊的な怖さではなかったけど ヒヤヒヤするお話だった 動物たちもタイヘンだ
Posted by
文字のない見開きと、絵のない黒い画面の文字で交互に進む構成の絵本。旅行客が乗った廃線間近の列車に、次々と動物が乗ってくる物語。 自然破壊と動物たちの嘆きが描かれている。そんなとこに居合わせたら、本当に肩身が狭いだろうな。 交互の作りがちょっと読みにくかったので、紙芝居みたいな形の...
文字のない見開きと、絵のない黒い画面の文字で交互に進む構成の絵本。旅行客が乗った廃線間近の列車に、次々と動物が乗ってくる物語。 自然破壊と動物たちの嘆きが描かれている。そんなとこに居合わせたら、本当に肩身が狭いだろうな。 交互の作りがちょっと読みにくかったので、紙芝居みたいな形の方が読み聞かせに向いてるかもしれないね。あるいは映像かな。 自然を愛するいわむらさんの絵で語られる問題提起は、種をこえた動物会議で何か良い策が投じられたかな…。
Posted by
山の動物たちが、ローカル線の最終列車で寄り合いに向かうというお話。 動物の話題が、人間との関係についてだけというのは、なんとなく寂しい気がしました。
Posted by
いわむらさんの動物たちのキャラクターがたくさんでてきます! 読み終わったあとも、まだまだお話が続くような一冊です。
Posted by
最終列車に乗ったぼく。ひとりきりのはずが次々に動物達が乗ってきて・・・。動物達の会話が聞こえています。考えさせられる一冊です。高学年の子ども達に読んでもらいたい絵本。
Posted by
乗客が自分ひとりになってしまった後、動物達が列車に乗って人間の言葉を話していたら・・・ それも、その内容が人間に対する悪口だったら・・・ とても居たたまれないでしょうね。
Posted by
- 1
- 2