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生徒会の八方 碧陽学園生徒会議事録8 富士見ファンタジア文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 富士見書房 |
発売年月日 | 2010/06/18 |
JAN | 9784829135297 |
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商品レビュー
4.2
20件のお客様レビュー
“杉崎ハーレム”は6人体制なのか?
物語の終わりを見据えて着々と下地が用意されつつある。基本的な構成こそ変わらないが、【楽園からの帰還】と題したプロローグとエピローグの部分で、先輩達の卒業式を目前に行方をくらました鍵の「その後」が描かれている。ここで登場する、かつての仇敵【枯野恭一郎】とのやり取りが興味深い。その前...
物語の終わりを見据えて着々と下地が用意されつつある。基本的な構成こそ変わらないが、【楽園からの帰還】と題したプロローグとエピローグの部分で、先輩達の卒業式を目前に行方をくらました鍵の「その後」が描かれている。ここで登場する、かつての仇敵【枯野恭一郎】とのやり取りが興味深い。その前に、飛鳥を前にして(フリ○ンで)自らのハーレム構想をアツく語った鍵だが、この大いなる「理想」に対して、ある意味冷酷なまでの「現実」を突き付ける枯野。この理想と現実の双方が(理屈としては)正論なだけに平行線なのだが、どちらにせよこれを実行するには多大な「覚悟と責任」を要することを示唆している。悪態を吐きながらも何気に男を上げている枯野にとって≪楽園≫は決して悪い所でもなかったのでなかろうか。 本編は、まぁ、いつも通りである。大変面白い。しかし、読み手も慣れたせいか、当初の超新星爆発のような笑いの破壊力はさすがに少々影を潜めた感あり。外出時に読んでも大丈夫なくらい。そして、ここにきての変化球的演出なのか、それともとうとうネタが枯渇したのか、その真相は作者のみぞ知るところだが、【きみつの生徒会】や【聖戦】といった『黙示録』(短編集)向きなものが含まれている。【最終話~回収する生徒会~】も内容的には変わりダネ。そして、これら変わりダネの方が面白いのが若干皮肉だったりする。しかも、オビにあった「○○陥落!!」の場面もここに含まれ、自分の気持ちをはっきり自覚した娘の“デレ”とはこうも強力かっ!という本巻のクライマックスとなっている。【第二話~本音の生徒会~】でも「本音」がダダ漏れになった人がいて、鍵の「理想」実現に向けての素地が伏線的に散りばめられた印象である。思えば『四散』での真冬ちゃんの告白から既に始まっていたのかな?
DSK
飛鳥とのシリアス回がメインかな!?? 枯野さんとのかつてのライバルが今は友となる的なジャンプ的なノリも好きだった。やっぱり社会のしがらみからでると?人って変わるのかなぁとか色々何故か考えてしまった。 枯野さんイケおじになれるのでは!?
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卒業式に杉崎は現われるのか、というストーリーが6巻以降進行していたのですが、この巻で杉崎が決着をつけることになります。そして枯野恭一郎の再登場。しかも杉崎のダーク・サイドのようなことを語り出します。 個人的には、飛鳥とのやりとりはもうちょっと修羅場になってもよかったという気がし...
卒業式に杉崎は現われるのか、というストーリーが6巻以降進行していたのですが、この巻で杉崎が決着をつけることになります。そして枯野恭一郎の再登場。しかも杉崎のダーク・サイドのようなことを語り出します。 個人的には、飛鳥とのやりとりはもうちょっと修羅場になってもよかったという気がします。まあ、結論は最初から決まっていたわけなんですが、ちょっとあっけなさすぎて、飛鳥が安っぽいサービス・カット要員のように見えてしまいました。 本編では、台詞に本音を付け加える第2話がおもしろく読めました。というか、ただ生徒会室で駄弁るだけの物語という厳しい制約の中で、次から次におもしろい試みを打ち出してくるなあと感心させられます。 杉崎と深夏が生徒会への要望アンケートを回収する最終話では、深夏の本妻っぷりが強調されていて、番外編の「碧陽学園生徒会黙示録」シリーズのような雰囲気の話になっています。
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